2021年9月『笠ヶ岳』
(標高2897m)

【 交 通 】
行き 新宿(21:00)〜松本(23:49)4,620円
**********松本駅宿泊**********
ホテルウェルカム松本/5,000円
******************************
松本BT(07:55)〜平湯温泉(09:23)3,200円(新穂高温泉ロープウェイまで)

平湯温泉(09:40)〜新穂高温泉ロープウェイ(10:16)

帰り 新穂高ロープウェイ(12:55)〜平湯温泉 (13:28)910円

平湯温泉(16:05)〜バスタ新宿(20:30)5,700円

【 コース 】 ●1日目/5時間02分(水場あり)
新穂高温泉〜(0:57)〜笠新道登山口〜(0:20)〜わさび平小屋〜(0:20)〜小池新道登山口〜(1:10)〜秩父澤出合〜(1:15)〜シシウドが原〜(1:00)〜鏡平山荘
●2日目/5時間20分(水場なし)
鏡平山荘〜(1:00)〜弓折乗越〜(0:30)〜大ノマ乗越〜(1:30)〜秩父平〜(1:10)〜笠新道分岐〜(1:10)〜笠ヶ岳山荘
●3日目/5時間52分(林道に出るまで水場なし)
笠ヶ岳山荘〜(1:00)〜笠新道分岐〜(1:10)〜杓子平〜(1:15)〜2000mの草付〜(1:45)〜笠新道登山口〜(0:42)〜新穂高温泉
【 宿泊 】 ●1日目/鏡平山荘(1泊1食/11,800円)
●2日目/笠ヶ岳山荘(1泊1食11,500/円)


【 個人メモ 】
・平湯温泉『ひらゆの森』600円


【1日目】
8月に予定していた山だったけれど、コロナ感染者増加と悪天候で中止し、延期した夏休み3日間の天気は良さそうなので、いざ『笠ヶ岳』へ

日曜日の仕事は早めに切り上げて、『新宿駅』発の『特急あずさ』に乗り『松本駅』で下車、ビジネスホテルで1泊、翌日は『松本バスターミナル』から登山口である『新穂高温泉ロープウェイ』へ

いつもなら日曜の夜、毎日アルペン号の夜行バスに乗り、月曜日の6時頃に『新穂高温泉』へ朝に着く、と言った交通手段を使っていたけれど、特急を使い、松本のホテルで1泊と言う、贅沢な交通手段に思われるが、コロナの影響か?夜行バスが値上がりしていて、ホテル泊りのほうが1、000円くらい安い

もちろん夜行バスの方が、早朝に登山口に着いてくれて時間に余裕があるんだけれど、今回の『笠ヶ岳』登山は、『鏡平山荘』で1泊、『笠ヶ岳山荘』で1泊と、各約5時間程度ののんびり登山なので、鏡平山荘までは余裕で到着できる

10時30分頃に『新穂高ロープウェイ』を出発し、『小池新道登山口』へ向かう『左俣林道』を歩き、『シシウドが原』までのガレ場の登り、そして15時頃『鏡平山荘』に到着

もうこのコースは何度歩いたのかわからないほど通ったし、HPにも何度か書いたし、『鏡平山荘』周辺で紅葉が始まっていたこと以外は、たいして変化もなかったので詳細は省略(笑)

何度か通り過ぎたり、休憩したり、かき氷を食べたりと利用したけれど、泊まるのは初めての『鏡平山荘』

早く受付を済ましてビールを呑みたい

『アルコールの販売は17時〜20時』

『持参のアルコールも17時〜20時までは飲酒禁止』

「えっ!!!!」

受付や外のテラス席、談話室などにこんな張り紙が!!!

「ビールを売ってくれないんだ(炭酸飲料は売り切れ)・・・呑んじゃダメなんだ・・・まだ15時30分なんですけど・・・」

まだ涼しいからいいけど、夏の暑さの中に着いてこれだったら、地獄の1時間30分だよ

2020年に改築したそうで、寝床の新館、トイレや食堂など綺麗で輝いているようだ

17時の夕食時に生ビール、ハイボールにやっとありつけ、すきっ腹に呑んだせいかお腹が膨れたら眠くなってしまい、19時には寝てしまった

【2日目】 
2日目も5時間ほどの行程なので出発は7時

空気は澄んで、昨日はガスって見えなかった『槍ヶ岳・穂高連峰』が良く見え、『弓折乗越』へ向かう登りは色付いた葉や草紅葉の中、『鏡平山荘』を見下ろしながらの、絵になる景色が疲れを忘れさせてくれる

『鷲羽岳』『双六岳』これから向かう『笠ヶ岳』、尾根歩きは紅葉した山肌の景色、360度の展望、穏やかな風と山登りの天国モード

『大ノマ岳』山頂、『抜戸岳』山頂へ向かうつらそうな登りも、立ち止まり景色を眺めながら歩けば、あっと言う間に山頂へたどり着く

『抜戸岳』を超えれば、明日下るコースである『笠新道』が眼下に見えてくる

地図では、尾根からの急傾斜を下り、一旦平らな所『杓子平』に降りて、ここからでは見えない急傾斜を下り、『左俣林道』へたどり着く

妻が山の会の経験者からの話によると、けっこうつらい下山になるようだが、平坦な場所に出るまでは、紅葉を眺めながらの下りになりそうで楽しみでもある

尾根歩きで楽に慣れてしまったのか?『笠ヶ岳山荘』のテント場から小屋までの登りがまたきつい

『笠ヶ岳』にテントで来たら、受付・ビール購入・トイレ、のたびにここを登り下りしなくてはならないと思うと、テントでは来たくないなぁと思ってしまう

小屋で受付を済ます前に、『笠ヶ岳』山頂を目指したいというので、ザックを小屋にデポして15分ほどで着く山頂へ向かう

あいにく雲が湧いてきて、山頂からの展望はあまりないが、たぶん今まで歩いてきた時に見てきた山並みの景色と、そんな変わりはないだろう

これにて妻は93座を登頂

さぁ、『笠ヶ岳山荘』はどうだろう?

おっ、アルコール販売の制限時間はなく、受付を済まして寝床の準備を終えたらビールで乾杯

しかし夕食時の飲酒は禁止ルール、食事時間前まで小屋の談話場で呑んで、食事を終えたら食堂を退散

夕食後にまた談話場で寝酒でも・・と思ったけれど、食事前にけっこう呑んでしまったので、お腹が膨れたら

「眠い」

今寝たら22時頃に目が覚めて、朝までの眠れない地獄が始まるのはわかってはいるが、睡魔には勝てるはずもなく、妻は寝酒で談話場に残り、自分は早めに就寝

【3日目】 
今日は厳しい下りを歩くという事で、時間に余裕を持たせるため、歩く時間は昨日とほとんど変わりないが、1時間程早い6時に小屋を出発

『笠新道』への分岐までは快適な尾根歩き、朝は空気が澄んでいるので『笠ヶ岳』や『槍ヶ岳』、『穂高連峰』の山並みもはっきりと見え、目を凝らせば遠くには『富士山』のシルエット

分岐からは急斜面のガレ場を、黄葉に染まった山肌を眺める余裕を持ちながら、ジグザクに切り返して、尾根から見えた平坦になっている『杓子平』に到着

ちょっとした緊張を強いられたので、ほとんどの登山者がここで一息

ここから『左俣林道』までの下りが『笠新道』の本番

展望を望める登山道から、樹林帯への登山道に変わり、傾斜角度も急になってくる

急な下りはやっかいだけれど、一番の苦労したのは滑る石

樹林帯の中だろう、苔むした石は滑り、昨晩雨が少し降ったせいか、苔むした石が濡れてさらに滑り、夫婦共々、何度滑って尻もち、手をついただろうか?

ここを登って来る登山者とも数名すれ違ったけれど、登りは確かにきつそう、だけど下りよりも登りに利用した方が良い登山道かもしれない

無事に『左俣林道』にたどり着き、登山口にある水場の冷たい水で喉を潤せば、やっと緊張感から解放された気分に

ここからは『新穂高温泉』へのうざったい林道歩きが始まり、、疲労がたまった膝にはこれもけっこう辛い




戻る