百名山ハンターにとって、入山規制は百名山制覇の障害
百名山のひとつである、群馬・長野の『浅間山』も、しばらくは噴火警戒レベル2を維持していて登るのを諦めていたけれど、8月6日に噴火警戒レベル1に引き下げられ、火口から500mまでのところまで登れるようになった
山頂へは行けなくても、火口から半径500mの所まで登れれば、一応一座を制覇したことになるようだ(本人の気持ち次第だと思うが)
なので、百名山ハンターである妻にお付き合いをして『浅間山』へ
レンタカーを使って登り口である、『浅間山荘』に車を止めて(無料)出発
8月は天気の巡りあわせと、コロナ事情で1度も山へ行けてなかったので、樹林帯の中の歩き始めから足の不調を感じ始め
「こりゃ登れるだろうか?」
『湯ノ平口』分岐手前にある、『火山館』に着くまでにけっこう汗かいたなぁ
あまり追いついて来る人やすれ違う人も多くなかったので
「やはり平日だから人が少ないなぁ」
と思っていたけれど、トイレがあるこの『火山館』で休憩している登山者は多い
ほとんどの人が百名山ハンターなんだろう、レベル1に下がったこのチャンスを逃すわけにはいかないよな・・・と勝手に思って眺めていた
『湯ノ平口』分岐、噴火警戒レベル2だったときはここまでしかこれなかった
「レベル2でここまでか・・・、さすがにここまでしか来れないんだったら誰も登りには来ないだろうなこないだろう」
浅間山に登った気にもなれないよね。
ここからしばらくは平坦な登山道だけれど、『賽ノ河原』までの登りはこのコースで一番きつかった
永遠に続くかと思われるようなまっすぐな登り、途中平坦な所があれば足の休憩にもなるのだけれど、立ち止まることでしか休憩できず、せまい登山道、後ろから来る登山者にせかされるように歩き続け、噴火した時のシェルター代わりだろう、でっかい土管のようなのが2つある『賽ノ河原』に到着
岩がゴロゴロあり、休憩には最適な場所、お昼時と言う事もあり、たくさんの登山者が休憩している
コーヒーを入れて大休憩したかったけれど、お昼時にみんなが休憩しているこの景色が、ニュースやYouTubeで見た『御嶽山』が噴火する直前の登山者がお昼休憩していた映像と重なる
「もし今ここで噴火したら・・・」
と思うと、なんかそんな長居はしてられない気持ちになる
だって『御嶽山』も『噴火警戒レベル1』で噴火したんだからね
小休止をして『前掛山』にて記念写真を撮り、『賽ノ河原』を通り過ぎ、『湯の平口』まで一気に下る
「ふぅ〜、ここまで来れば今噴火しても走って逃れられるな」
まぁ結果、噴火しなかったのでただの考え過ぎだっただけですが(笑)
『火山館』でコーヒー休憩して、無事に車まで到着
きつかったけれどなんとか無事に登って来れたので、来週の『笠ヶ岳』2泊3日への足慣らしができた
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