川乗山 (1363m) |
【 地 域 】奥多摩 【 天 候 】曇り 【 季 節 】梅雨 【 山行 形式 】日帰り 【 入 浴 】なし |
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【 水補給ポイント 】
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【 食料補給ポイント 】
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【 休憩ポイント 】
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【 個人メモ 】
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月・火曜日、奥多摩の『雲取山』への尾根上にある、『雲取奥多摩小屋』の稜線テント場で、星空を見ながらのんびりテント泊の予定だったけれど、土日の仕事が思いのほか忙しく日曜夜にはグッタリ。 天候が不安定だし、月曜日は体力回復に使い、火曜日天気が良ければ「山ノ神」が行けと言っているんだと、日帰りの山に計画変更。 天気予報では晴れマークの時間帯が見るたびになくなっていき、寝る前に見た最後の天気予報では全時間帯曇りマークに。 「こりゃ、天候は下り坂、そのうち雨マークの時間帯が出てくるかも?」 降水確率0%をより所にして、雨降り覚悟で決めた山は奥多摩『川乗(苔)山』 過去2度ほど登っているけどなぜか記録がない。 なんのトラブルもなく登れていたと思うがなぜだろう? 記録を残したく、この時季の蒸し暑い低山登山においてのオアシス、沢沿い歩きの涼しさと写真の素材を求めて。 立川駅から乗った奥多摩駅行きの電車は登山者、登山者、登山者で埋め尽くされている。 平日だよ? 昨今の登山ブーム、まぁ予想はしていたので、奥多摩駅のホーム階段そばに停車する車両の席を押さえていたおかげで、スルリと改札を抜け『鍾乳洞行き』のバス席をゲット! ![]() 15分程度しか乗らないので座らなくても良いのだけど、「もうこれ以上乗れないだろう」と思えるほど満杯になった車内では、座ったほうが自分のスペースを確保でき快適。 『川乗橋バス停』で降りたのは1/3ほど。 あえて皆が出発し終えてから、アスファルトの林道歩きスタート。 下には沢が流れ、緩やかな上り道、新緑はもう終わったけれど綺麗な緑色した葉があり、カメラを構えながらのんびりのんびりと。 5月頃には「藤の花」が咲き、藤の花ロードとなるらしいがこの道、石・・・いや、岩があちらこちらにゴロゴロと落ちている。 ![]() グニャリと曲がっているガードレールは、岩が飛んできてひん曲がったのだろう 山側を見れば今にも岩が落ちてきそうで、雨降りや雨降り後はちょっと危険かもしれない。 ヘルメットぶら下げた登山者を見たが、この時のためだろうか? ![]() 使用制限のあるトイレのあるところから山道スタート ここから『百尋の滝』までは沢の水音を聞き、沢で冷やされた風に涼みながらの快適な登山道。 小さな滝や沢の流れの曲線など撮影ポイントが多く、山登りが目的でなく、写真を撮るのが目的で来ようかと思うほど絵になる風景があちらこちらに。 『棒ノ峰』への沢沿いのコースでもそう思ったが、こちらのほうがもっと絵になる風景は多い。 ![]() 人が居た『百尋の滝』をさらっと見終え、「さぁ、ここから山登り開始かな?」と思えるような登りもそれほど続かず、景色を楽しみながら『川乗山山頂』への分岐点に到着。 距離が多少短い急登を行くか?距離が少し長くなる『足毛岩』を寄るコースか?を選択 「確か1回目は急登を行って、2回目は『足毛岩』寄り道コースだったかな?」どんな様子だったかはすっかり覚えてないけど。 なので今回は急登コースを選択。 このコース最初と最後は急登だけで間はなだらかだ。 ![]() そしてこの中間の登山道は「苔」がきれい。 倒木や岩に苔が付き、下を見れば緑、上を見上げれば緑、山の中が緑一色に染まったみたい。 陽の光が射し、「苔に陽が当たれば綺麗だろうなぁ」とちょっと残念な気持ちで写真を撮れば、レンズを通して写った苔の緑は目で見るより綺麗で、俄然と目が苔を求めていく。 いやぁ〜、苔がこんなにきれいなものだったとは思わなかった。 「三脚持って来てぇ〜」
![]() 急登を上がって『鳩ノ巣駅』への分岐に到着。 ここから山頂へは5分ほど。 ![]() この時季、山頂には虫がいっぱい飛び休憩しているとまとわり着いてくるのを知っているので、こんな曇り空、景色もそれほど見事と言うほどのものではないので、記録写真を撮ったら山頂をさっさと後にし、この分岐にあるベンチで虫の少なさに安堵して小休止し、『鳩ノ巣駅』へ下る道へ向かう。 空が泣きそうな雰囲気に、とっとと下ってしまおうかと思うが、『大ダワ』への寄り道も気になる。 『大ダワ』への分岐に着き、「えぇい、行ってしまえ」と寄り道決定。
『大ダワ』への登山道は景色が良いわけでもなかったので、その先にある『コブタカ山』へは向かわず、『鳩ノ巣駅』への下りコースへ向かい、見下ろすような急斜面の下りに後悔を感じたが、下り終えた先はこれまた快適コース。 何の花?かわからないが、満開だろうと思える薄青色の花が、登山道脇に咲き乱れ「見事」と言いたくなるほど。
そして間引きされて陽の光が注ぐようになった林の地面には、何十、何百年後になるのだろか?次世代の林を作るであろう芽吹いた葉が、絨毯のように広がっている。 新緑とは違うパワー、自然のパワーを感じると言うか・・・ちょっと怖いと思えるほどだった。 駐車場のある『正法院』で一段落、再び山道に入り民家が立ち並ぶ集落が下山口。 ここからまっすぐに下れば、鳩ノ巣駅に到着。 鳩ノ巣駅前には売店がありビールを売っているのがありがたい(今回は買わず) 途中下車して何度か寄っている『河辺駅』の『梅の湯』に寄ろうかと思っていたけれど、駅前にある水場の蛇口で汗かいた頭を水で流し、体はボディーシートで吹いて、Tシャツを替えて汗臭くないことを確認(たぶん・・・)して、そのまま風呂に寄らず帰宅。 おかげで帰宅ラッシュ前に帰れた。
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