沼津アルプス (鷲頭山392m*最高峰) |
【 地 域 】静岡県 【 天 候 】晴れ 【 季 節 】冬 【 山行 形式 】日帰り 【 入 浴 】なし |
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【 水補給ポイント 】
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【 食料補給ポイント 】
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【 休憩ポイント 】
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【 個人メモ 】
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【1日目】 調べてみたら1999年の1月に登って以来、今回で3回目になる『沼津アルプス』 過去2回は『徳倉山』から登り始めていたけど、『徳倉山』山頂で富士山を眺めながら休憩していると、自分が登ってきた登山道とは違う方向から登ってきた人を見て、「他にコースがあるんだろうか?」と疑問に思っていたけど、今回登ることになって調べてみれば『香貫山』なる山があり、そこを加えれば『沼津アルプス』全山制覇になるみたいだ。 それを知ってしまったら全山制覇をしないわけにはいかない、3回目だし 『香貫山』登山口へは沼津駅から歩いて行ける距離のようで、『沼津アルプス』の地図やコースタイムをネットからしか調べることもができず不安なので、過去2回とは逆コースの『多比バス停』からスタートし、『沼津駅』へ下るコースを選ぶ。 この山を選んだひとつの理由である『青春18切符』を使用して『沼津駅』を降り、バスに乗って約20分『多比バス停』に到着。 過去2回ここに降りてきたのだが当然記憶なし。 ネットでは「セブンイレブンの横を進めば登山口への指導標がある」と書いてあったが、セブンイレブン自体がない。 前には山、後ろは海なので進むべき方向は決まってる なんとなく目に付いた『津波避難路』の標識にしたがって進み、途中で出会った地元の人に登山口を聞くとこの道で合ってるとの事で一安心。 ![]() きっとその道が正しい(バス停への道)道だろう。 ここから先からはアスファルトに進むべき方向への矢印が書いてあり、その通りに進めば「ワシズ・大平山・沼ア登り口」とアスファルトに書いてあるところに着き、そこから山道の始まり。 ![]() 少し登れば『大平山』と『鷲頭山』との分岐に出る。 『大平山』へは往復20分、「富士山の眺めが良い」と書いてある。 けれどここまでの途中で『富士山』がきれいに見えちゃったしなぁ〜、過去2回登ったし・・・(記憶にはないが) 「全行程時間がどれほどかかるかわからないし(前回の記録を見れば計算できるけど)、ピストン面倒だし(これがほんとの理由)」て事で今回はパス ![]() これで『沼津アルプス全山縦走』とはならなくなったが、過去に2回登ったし、トータルで全山縦走って事で自己完結。 時々木漏れ日に照らされる程度の薄暗い木に覆われ、下は木の根が張り巡らされている登山道を歩きながら、誰かの登山記録に「山の毛細血管」と書いてあったのを思い出す。 ![]() なるほどうまい事を言うなぁ。 感動を味わえる『駿河湾』の展望がある『鷲頭山』山頂に到着。 1本の桜の木があり、過去2回ここに来るたび「この桜の木が咲く頃に来たい」と思いながら今だ望み叶えてないことを思い出す。 ![]() バスで降りたのも自分一人、いつも人がたくさんいたこの山頂も自分一人。 久しぶりに誰もいない静かな山登りを楽しめるかと思ってたが、『小鷲頭山』山頂からの急斜面の下りが続く先で、本日始めての他登山者に遭遇。 ![]() 挨拶をして抜き去り、しばらく急斜面を下っていると後ろのほうから 「洋服落としたよぉ〜」 ![]() 歩いているうちに暑くなり、上着を脱いだがザックは満杯なので腰に巻いていた。 落とす不安を感じていたけど、「頻繁に注意していれば大丈夫だろう」と思っていたが、知らぬ間に落としてしまったようだ。 後ろから続く人が居たおかげでこの急な下り坂、短距離を往復するだけで取って来られて感謝。 『中将さん』や『ぼたもち岩』を通り過ぎればだんだんと空が広がり始め、『志下山』から『千金岩』までは『駿河湾』や街並みを見下ろしながらのパノラマコース。 このコースの景色が好きで2回、そして今回の3回目と来たようなもんだ。 ![]() 上着を着ないでも日差しで暖かく、枯れ草が広がる場所でのんびりしたくなるがそれは次回に。 今回はコースタイムを計ろう。 ![]() 「こんな山にある防空壕に???」と思いながら、『香貫山』越しに『富士山』と沼津市街が望める『徳倉山』山頂に到着。 風はなく陽の光に照らされて暖かい、枯れ草が広がる丘みたいな山頂ではさすがに休憩せずにいらず、コーヒータイムで至福の時を過ごす。
![]() 長い長い階段状になった道を下れば民家の屋根がすぐそばに見え、ちょうどお昼休み時であり近くの学校で騒ぐ生徒の声がうるさいほど町を身近に感じる。 沼津アルプス未登頂は『香貫山』だけだと思ったけど、もうひとつの山頂『横山』を超えれば道路に出る。 120mほど歩道を歩くと、『香貫山』への登山口を示す標識がある。 道路に出てしまいちょっとテンションが下がり、「『香貫山』へは行かずこのまま『沼津港』で海の幸でも食べながら飲もうか?」と思ったけれど、『香貫山』山頂から望めるであろう遮るもののない『富士山』を頭に描き、登山口からアスファルトの登りを進む。 ゴルフ練習場を通り過ぎ、「桜台経由コース」と「山頂直行コース」に別れるが、「全山制覇を掲げたついでだ」と『桜台』を経由するコースへ向かう。 『桜台』まで半分まで来たと言うところか?なんとなく腰周りが軽いなと思ったら、ありゃ、また腰に巻いてある上着を落としていた。 ここまでまったく気づかなかった・・・ 振り返っても落ちている上着の姿はなく、登ってきた道を探し戻るがなかなか見つからない。 上着だけならあきらめがつくかもしれないが、ポケットにスマートフォンが入っているとなればあせらずにはいられない。 ゴルフ練習場を通り過ぎてもなく、道路の登山口が見えるところまで戻ると、目立つ黄色い上着が落ちているのを見つけた。 ![]() けれど登ったすべてを下ってきてしまった。 また登り返す事にためらいが出たが、再度奮起し『香貫山』山頂を目指すが、さすがに「桜台経由コース」へ進む気が起きず、山頂直行コースへ向かう。 ![]() 土の道は現れずアスファルトの林道だが、落ち葉に埋もれてアスファルト感は薄い。 今日歩いてきた『鷲頭山』から『徳倉山』への稜線が見え、駿河湾の景色もなかなかよい。 展望台と山頂とに別れる分岐に出るが、展望台をピストンする気はなく山頂へ向かうが、なんだこの山頂、なにかのアンテナ設備と周辺を覆う金網フェンスに山頂を取られ、木に覆われて展望もなければ休憩するようなところもない。 ![]() 展望台行けば良かったと後悔したけどいまさら向かう気もなく、指導標に書いてある『香稜台』からの景色に望みを託す。 蛇口が備え付けてある「水飲み場」と『夫婦岩』を通り過ぎて10分ほど、2箇所目の「水飲み場」の先になんとなく展望が良さそうな場所へ向かえば、そこは『富士山』と沼津市街の眺めが良い休憩に最適な場所だった。 ![]() ここでやっと持ってきたカップラーメンにお湯を入れゆっくりと食事タイム。 14時頃だと風が冷たくなり、熱いカップラーメンがありがたい。 『香貫山』に入ってから多くの人とすれ違うようになり、この山は地元の人たちの散歩コースのような山だと感じる。 ![]() 次回は過去2回通り『徳倉山』から登り始めれば良いと思う。 林道を下り公園になっている『香稜台』に出る。 「五重の戦没者慰霊塔」が建ち、市街の眺めが良いけど公園になっているのでさっきの場所で休憩して正解だったかな。 ここからは20分程度で下山口のある民家の横に出る。 駅までは歩いて20分程度かな? タイミング良く発車する電車に乗れ、順調に東京まで帰れた。 東京駅のライトアップを見てきたが感動は薄かった。
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