女峰山 (標高2483m) |
【 地 域 】栃木県日光 【 天 候 】1日目/晴れのち曇り 2日目/晴れ 【 季 節 】初夏 【 山行 形式 】唐沢避難小屋泊 【 入 浴 】駅スパ |
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【 水補給ポイント 】
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【 食料補給ポイント 】
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【 休憩ポイント 】
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【 個人メモ 】
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1998年に初めて女峰山に登って以来約13年ぶり2回目の女峰山。 そして東武日光行きの直通電車がなくなって初の日光。 栃木駅までは横並びの電車で行き、栃木駅からはBOX席の電車に。 やっぱり日光へはBOX席のほうが『らしい』気がする。 今回の登山口『西参道』へは駅から歩いて向かい、途中のコンビニで食糧補給。 『行者堂』までは二荒山神社の境内を歩き『行者堂』から山道に変わる。 「なんか道が変かな?」などと思いながら歩いていると向かいから1人のおじさんが歩いてきて「どこへ向かうんですか?」と声をかけられる。 同じく女峰山へ行くつもりで歩いていたが、いつまでたっても地図にある車道と交わらず、行き止まりみたくなったので引き返してきたとの事。 どうやらうちらも違う道を歩いていたらしい。 緩やかな上りが嫌になるほど長く続く登山道だが、笹の斜面に変わる場所で振り返れば『男体山』や日光市街が望める展望が広がり、多少疲れがとれた・・・感じがする。 水場にたどり着き、水を補給しに水が流れる川に向かうが、水の流れがなきに等しく、チョロチョロとでも流れ落ちている場所を探すもない。 前回でもこの水場には水の流れがなく、水補給ができなかったので覚悟していたので、手持ちの水が足りないことはない。 だんだんと女峰山山頂がガスに覆われ始め、黒っぽい雲も現れ始め、『ガレ場』を超えた『遙拝石』に着いた頃には日光市街方面の展望がなくなってしまった。 永く続く上りに疲れを感じながら、待望の『箱石金剛』に着いてほっと一息。 ここから小屋までは平坦な道。 白い壁の小屋が本日の宿泊地『唐沢避難小屋』 先着者1名に迎えられ、その後『行者堂』で会った人、単独者1名、我々2名の5人が本日の宿泊者なのでゆったりと寝られた。 水場は小屋から往復20分の所にあるが、そこまでの道がけっこうな急斜面なので、汲んだ水を入れるザックを持ってきて正解。 水がえらい冷たく、火照った体を冷ますのにはちょうどいい。 持ってきた缶ビールを数分つけておけば、けっこう冷えたビールが完成。 小屋内ではすでに寝ている人がいるので外で夕食準備。 相棒はカレーだが自分は初挑戦、「シェルパ斉藤のワンバーナークッキング」の本を参考にした「梅のおにぎりとシーチキンのチャーハン」 梅の酸味とシーチキンが結構合い、おにぎり2個分で作り、お湯で温めるパックのミートボールと一緒に食べれば十分満足。 外にいるのも寒くなり始め、シュラフに潜り水割りをチビチビ飲みながら映画鑑賞。 映画1本見終われば21時頃。 明日の快晴を願って就寝。 相変わらず浅い眠りの中、「快晴だよ」の声が聞こえてもなかなか起きず、5時頃までうとうしている中、他の同宿者達は準備を終え出発して行く。 朝食をすまし快晴の空の下、女峰山山頂へ向けて出発。 樹林帯を抜ければ『男体山』これから向かう『小真名子』『大真名子』が青空の下に見え、東京方面には雲海が広がっている。 日差しは暑いが、風が涼しくさわやかなので、改めて夏山を実感。 女峰山山頂には誰もいなく自分らだけ。 展望は360度、『至仏山』『燧ヶ岳』『会津駒ヶ岳』『田代山』など、過去に登った山が見え文句なしに十分満喫。 これから向かう『帝釈山』『小真名子』『大真名子』へは、一山ごとに登っては下りを繰り返すのが目に見え、ここからはけっこうきつい山になると覚悟する。 女峰山山頂からの下りはマル危マークのかなりな急傾斜。 遠ざかる女峰山をバックに『専女山』を経由し、『帝釈山』山頂で女峰山からはこの『帝釈山』で隠れて見えなかった景色を見ながらコーヒータイム。 『小真名子』に行けば眼下に『戦場ヶ原』が見えそうなので、それを楽しみにしながら『帝釈山』のまっすぐに延びている急斜面を下り『富士見峠』に到着。 『小真名子』への登りはほとんどは「ガレ場」の登り。 ジグザグに切り返しながら急斜面を上がり『戦場ヶ原』の展望を楽しみに山頂に辿り着くも、『戦場ヶ原』方面には木が生い茂り残念ながら見えず。 こりゃ最後の『大真名子』に期待するしかないな。 『小真名子』への下りも『帝釈山』からの下り並みにきついが半分の25分で下れるので多少楽に感じる。 『鷹の巣』で小休止して今コース最後の登りになるだろう『大真名子』への登山開始。 この山の登りは『帝釈山』『小真名子』への登りに比べたら多少楽に感じるかな。 登っている途中でガスが沸き始め、『大真名子』山頂からガスが降りてくる。 これでは『戦場ヶ原』の展望は、うまくガスが切れることを願うしかない。 『大真名子』山頂の上は青空が見えるが周辺はガスが巻いている。 山頂そばの岩場に登り眼下に『戦場ヶ原』が見えることを期待してしばらく待つが、ほんの一瞬ガスの切れ間から『戦場ヶ原』が見えただけだった。 もう1・2時間早く小屋を出発していればはっきりと見られたと思う。 『大真名子』への下り始めには「鎖場」「梯子場」などが現れけっこう急だ。 地面も少しぬかるんでいて滑り、転がり落ちないよう神経を使うので、緊張を1回解かないと危険を感じ、1時間20分の下りの中間で1回休憩し、無事に『志津乗越』に無事下山。 「さてここから約2時間の裏男体林道歩き」と覚悟していたが、『小真名子』『大真名子』山頂で会って話をした人が車で送ってくれると言ってくれたので遠慮なく乗せてもらい、『東武日光駅』まで送っていただきJR日光駅前の駅スパで汗を流し、浮いたバス代をスペーシアの特急券に変えて早々に東京へ帰った。 |