乾徳山 (標高2031m) |
【 地 域 】中央線 【 天 候 】晴れときどき曇り 【 季 節 】秋 【 山行 形式 】日帰り 【 入 浴 】なし |
|||||||||
|
||||||||||
|
||||||||||
【 水補給ポイント 】
|
【 食料補給ポイント 】
|
|||||||||
【 休憩ポイント 】
|
||||||||||
【 個人メモ 】
|
テレビで紅葉情報が流れ始め、今年の紅葉シーズン到来。 月曜日が祝日と言うことで混雑を避け、来週の連休に紅葉の山へ行くことになっているが、翌日の火曜日、天気予報では「晴れ」マーク。 来週晴れる保障があるわけでもなく「晴れのときに行っちゃえ」てことで、前々から計画はしていた『乾徳山』へ。 「行きたい、行こう」と何年も前から思っていても、駅から登山口までのバスが季節運行、はたまた天候や所要などいろいろあり、なかなか行けなかった山。 ちょうど前日から運行開始なので行っちゃえ。 相棒にも声をかけておくかと思っていたけど、駅から登山口までの一番早いバス出発時刻とコースタイム、帰りの最終バス出発時刻を考えると、地元駅の始発に乗ってでは時間が足りず、もう少し早い時間に出る電車がある『北千住駅』まで歩いていかなければならない。 そうなると相棒には難しい。 たぶん地図のコースタイムよりは早く歩けるだろうから、今回は1人で行ってみて、どれくらい時間に余裕ができるか下見も兼ねて。 薄曇の中、『塩山駅』に降りると、15人ほどの登山者がバス停に並んでいるが、ほとんどの登山者は『大菩薩峠』へのバスに乗るために並んでいて、『乾徳山』へのバス停には自分を入れて2人。 「さすが『大菩薩峠』、人気だなぁ、でもおかげで静かな『乾徳山』に登れそうだ」と思っていたら、バス到着直前になってほとんどの登山者が『乾徳山』へのバス停に移動してきた。 並ぶ場所を間違えていたようだ。 通学高校生と登山者12・3人を乗せて『乾徳山登山口』へ行くバスが出発。 『乾徳山登山口バス停』に着くも「1000円札の両替はできない」ということで、ちょっと下車するのに時間がかかったけれど、予定通りに到着。 地図を見れば、バス停から登山口まではアスファルトの林道歩きが続くようなので、珍しく2番目に歩き出し、林道が終わる『乾徳山登山口』で準備運動と腹ごしらえしている間に後続の人たちに抜かれ、いつものように一番最後出発。 切り返し切り返しながら上へ上へと登っていく。 しかし身が軽い。 ここのところテント泊が続いていて、重いザックを背負いながらの登りは、ザックの重さに悪態をつきながら登っていて、「楽しい山登り」とは思えてなかったのがちょっとあったけれど、日帰り重量のザックでは足運びが軽く、登りが苦に感じず、何も背負ってないような感覚。 なんかひさびさに味わうような「楽しい山登り」 『国師ヶ原』までに2箇所の水場『銀晶水』があるけど、最初の『銀晶水』よりは2番目の『銀晶水』のほうが安心(?)できるかな。 水量はともにあるけど、水場のある場所がなんというか(笑) 2番目の『銀晶水』を過ぎてからは緩やかな道に代わり、林を抜ける頃には紅葉が始まっている『乾徳山』山頂が見えてくる。 ここから『扇平』までは「すすきの穂」が太陽に照らされて金色に輝き、風になびいていてるさまは、なんか映画「風の谷のナウシカ」の一場面が脳裏に浮かびながら歩いていた。 振り返れば『富士山』が見えていて、『富士山』と輝く「すすきの穂」がとても絵になる。 『扇平』は休憩にちょうど良く、『富士山』と「すすきの穂」を眺めながらコーヒーを飲み、「やっぱり毎月最低1回は自然の中に身を置きに来ないと自分が駄目になるなぁ」としみじみ。 ここから山頂までは、鎖場や梯子場などで岩登りを強いられるとの事前情報から、皆が出発し時間が空いてから出発。 再び樹林帯に入り、鎖や梯子を使っての岩登り。 ところどころ開けた眺めの良い場所があり、山頂が混雑していそうだったら、そこで昼食または大休憩を考えても良い所。 最後、山頂へは「鎖を使って岩登りの直登をするか?」「迂回路の登山道を歩いて山頂に辿り着くか?」の選択。 皆、直登で山頂に辿り着きたいらしく、順番待ちで並んでいて自分の番が来るまで時間がかかりそうだ。 どう行こうが同じ山頂、「直登はまた今度」と言うことでとっとと迂回路を歩いて山頂に到着。 岩がゴツゴツした山頂で狭い。 車で来た人達も山頂で昼食を食べていて混雑していたので、記念写真だけを撮り、この先にもたぶん先ほどのように休憩に良い場所があるだろうと、とっとと山頂を跡にして、5分ほど先へ歩いた所にありました、眺めの良い静かな岩場、そこで昼食タイム。 「紅葉の見頃は来週くらいかな?」などと思いながらカップラーメンを食べ、食後のお茶といきたいが帰りのバス出発時刻のことを考えるとのんびりとはしていられないので下山開始。 『国師ヶ原』までは登ってきた道とは違い、展望のない急な傾斜を滑らないよう気をつけながらの下山道を慎重に下り、道が緩やかになりはじめれば避難小屋『高原ヒュッテ』が見えてくるが、「もう利用する人がいないんだろうな」と思えるような小屋。 入り口ドアのガラスは割れ、中はクモの巣が張り、ドアがあけっぱなしだからだろう、床は砂ぼこりにまみれている。 場所は夜空が良く見えそうな良い場所に建っているんだけどなぁ。 いつまでも1人でここにいるとちょっと「ぞっ」とするので長居はせず『国師ヶ原』に到着。 来たときの道と合流するが、ピストンでは面白くないので『道満尾根』を下ってバス停まで。 『大平荘』への標識に従い向かった先は、またまた「すすきの穂」が輝きながらの登山道。 途中「関東の富士見百景」なる標識があるが残念ながら、もう『富士山』雲の中。 すすきと富士山の組み合わせが良いんだろう。 振り返れば『乾徳山』の山頂が見え、ここが『乾徳山』の雄姿を望めるのは最後の場所だった。 木に囲まれ展望のない地味な『道満山』山頂までは緩やかな登山道だったが、山頂から『徳和峠』までは「一気に下っていくぞ」みたいな急な斜面の下りが続く。 しかしいまだザックの重さを感じず、テンポよく下っていける。 「体が調子よくて楽しいなぁ」 最終バス1本前のバスには30分遅かった。 コーヒーを飲まず、山頂でカップラーメンを食べなければ1本前のバスに間に合ったかな? しかしそんなせかせかした山登りはしたくないので、今回のパターンで来るのがベスト。 そうなると相棒は連れて来られないかな。 周辺の入浴場所は本日休業日が多く、最初から入浴はあきらめていたので、水で顔と髪を洗い、ボディシートで体を良く拭き、シャツを着替えて、帰路に着いた。 |