富士山 (標高m) |
【 地 域 】JR中央線 【 天 候 】晴れ 【 季 節 】夏 【 山行 形式 】変則日帰り 【 入 浴 】ふろっぴ |
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【 水補給ポイント 】
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【 食料補給ポイント 】
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【 休憩ポイント 】
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【 個人メモ 】
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夏休み登山は雨で中止。 夏休み残り3日間、山行けないとすることないなぁ〜。 気になる富山地方の天気を見ればやはり雨。 槍ヶ岳山荘のライブカメラを見れば、雨粒は確認できないが真っ黒の雲に覆われ、天気悪なのはあきらか。 「やはり中止にして正解」安堵(笑) 夏山天気予報サイトを見ると、他の山は雨マークなのになぜか「北岳」には晴れマークがある。 「これから北岳でも行こうか」と本気で考えていたら「ピン!」ときた。 「そうだ!富士山に登ろう!」 交通の時間やコースタイムなどの調べは済ましてある。 mixiのマイミクさんが富士山に登り、「みんなヘロヘロなんとか五合目に辿り着いた」との日記を読み、「俺もヘロヘロになるんだろうか?」と、今まで富士登山には興味なかったが、がぜん富士登山に興味が沸いていたので調べておいた。 天気予報を見ると水曜日・木曜日と天気が良いみたいだが、水曜日の方がより天気良し。 青春18切符で行けばモトは取れるし、ある意味「富士山に行くチャンス到来」て事でいざ富士登山へ。 相棒を誘ってみたが、前日のヤケ焼肉を食いすぎたのか体調不良(笑)とのこと。 1人で行って来ます。 富士登山定番では「八合目で宿泊してご来光を拝み下山」だが、コースタイムを見ると「登り5時間30分」「下り3時間」「お鉢巡り1時間30分」で計10時間。 10時間・・・歩いたことのない時間ではないのでいける。 当日に家から始発で行ったのでは登山時間10時間は確保できないので、前夜八王子駅のネットカフェで泊まり、翌朝八王子駅からの電車に乗れば河口湖口八合目に8時15分には着き、帰りは河口湖口五合目バス停の18時35分発のバスに乗れれば、電車を乗り継いで帰宅できる。 猶予時間は10時間20分、行ける! これで何度目の八王子駅ネットカフェ宿泊だろう。 これのお陰で『行ける山』が増えたとも言って良い。 いつもの定番ネットカフェ「ポパイ」に行きフラットシート席を無事確保。 持ち込みビールを飲みながら、富山県の天気予報を見て安堵し就寝。 4時30分、すでに外は明るい。 コンビニに寄り食料を買い、八王子駅〜高尾駅〜大月駅〜河口湖駅へ。 電車はすいているし、このパターンは楽だ。 すでに河口湖駅で待っている『河口湖口五合目行』バスにはすでに満員状態。 なんとか席に座れて発車。 道路はすいているが、今日からマイカー規制がなくなったので、「もしかしたら五合目近くで時間を食うかも」と運転手さんが話していたので心配したが、渋滞はなく定刻通り五合目到着。 この運転手さん、まだ若いが乗客にたいしてタメ口(笑) 運転中、他の車に対しての罵声が車内に響く。 自分の車の運転席じゃないんだから(笑) けど、おもしろかった。 「ここは山?」と思ってしまうような河口湖口五合目。 カラフルな売店がたくさんあり、普段山では見ないような人がたくさんいる。 時間からしてご来光を拝んで下ってくる人達が着く時間なんだろう。 六合目までの途中までは馬に乗っていけるようで、馬が数頭紐に繋がれているがこの馬でかい。 サラブレッドよりもでっかくがっしりしている。 この馬に蹴られたら死ぬな。 いつもと違いスパッツを装着して出発。 すれ違う人がゴーグルとマスクをしているのに疑問を持ちながら、ところどころに落ちている馬のウンチを避けてながら、まずはなだらかな道で六合目を目指す。 下ってくる人達は老若男女、とくに学生さんが多い。 学校のイベントだろうか?、元気に歩いている子は少なく、悪態や嘆きながら下ってくる子が多いこと。 風は強いが青空なので、見上げると頂上まで見える。 登っている姿や各合目の小屋まで。 しかしほんとずっと登りっ放しだね。 須走口と下山道との合流点が六合目。 来るまで知らなかったが、登りと下りでは登山道が違うんだ。 下山道は整った道を下ってくるように見えた。 さぁ、六合目から登りっ放しスタート。 切り返しながら上へ上へと。 歩幅を小さめにしながらゆっくりゆっくり。 ほとんどガレ場なので、花などは少ししか咲いていなく、景色しか見るものがない。 麓の町並みや遠くの山並みがきれいに見えるけれども変わらぬ景色。 まぁ、その分歩くことのみに集中できるが。 先が見える分目標がわかりやすく、まずは七合目の小屋を目指し登っていくと「あっ」と言う間に七合目の小屋。 しかし上にいくつも小屋が並んでいて、最初の小屋は同じ七合目でも下のほうの七合目らしい。 「どうせ休憩するなら」と七合目一番上の小屋で休憩し、途中の小屋は写真のみで素通り。 まだまだ大丈夫。 小休止をして次の目標八合目小屋へ。 七合目の小屋から登山道は岩がゴツゴツしだし、手を使いながらの岩登りに変わる。 七合目からだんだんガスが湧き上がり始めてきた。 このあたりから「山登りに慣れてない人」というのがわかり始めてくる。 岩登りに手間取ったり、どれほどの高所恐怖症なんだろうと思えるくらい高さに怖がっていたり。 けどそんな人を励ましたりする仲間とかを見ていると微笑ましい。 「富士山来れば結束高まるなぁ〜」など一人感心。 別にせかしている訳ではないが、先に行ってる人が道を空けてくれるのでけっこうマイペースで登れる。 八合目も本八合目まで登り休憩。 話ではここから先がきついんだよね。 十分な補給をして出発。 八合目先から軽い渋滞状態。 「こんなに富士山に登っていたんだ」とわかるほど人が列を作っている。 登山道脇で座り込む人が目立ち始め、「この人大丈夫かな?」と思える人があちらこちらに。 八合目から先でも思ったほどつらくはなく、今まで通りにマイペースで歩ける。 高山病の症状もなさそうだ。 「鳥居があった所が九合目だったかな?」どこが九合目か忘れたしまったけど、十合目に小屋がすぐそこに見えたので、十合目まで一気に到着。 思っていたよりもあっけなく、十合目「山口屋本店」に着いてしまった。 時計を見ると時間にして五合目からここまで3時間30分、お昼頃に着いてしまった。 別に急ぐわけでもなく短時間で登ろうと意識したわけでもなく、見るものないから登るだけに集中したせいか? しかし十合目はにぎやかだ。 皆無事に辿り着けた興奮からか、まだまだ元気ありそう。 小屋もけっこう充実していて、想像していた富士山山頂の雰囲気ではない。 騒がしく、あまり長居したい場所ではなかったのでお鉢巡りへスタート。 さすが酸素の薄いのがわかる。 山頂はすっかり雲に巻かれてしまい、展望はないが富士山の火口がばっちり見える。 火口にはマグマがグツグツと・・・と冗談で考えていたが、やはりそんな事はなく、下りようと思えば下りられる火口をしている。 「しかしここ噴火したら、今噴火したら・・・」と考えるととても怖い火口に見えてくる。 ??登山口十合目「浅間大社奥宮」は人が少なくゆっくりできる。 時間に余裕ができたので「ピストンはやめてここから下ろうか」と思ったが、バスの時間がわからないし調べてないのは不安なので予定通りピストン。 すっかりお鉢巡りのなだらかな道に慣れてしまったせいか、富士山最高峰「剣ヶ峰」への急斜面の上りがけっこうつらく感じた。 最高峰到着。 さすがにここでは記念写真を撮ってもらい、達成感を十分味わってお鉢巡りの続きへ。 展望はなく火口も見飽き、だらだらと歩きながら再び「山口屋本店」に到着。 相変わらずうるさい場所だ。 小休止をして下山道へ。 事前に調べておかなければわからなかった「須走口下山道」の標識に従って向かう。 本当なら下るべき下山道は「河口湖口下山道」なのだが、八合目まではこの「河口湖口下山道」の標識はなく、「須走口下山道」の標識に向かって八合目まで下れば、「河口湖口下山道」との分岐を示す看板があわられる。 登っているときに見えた下りやすそうな下山道は、歩いてみれば辛いことがわかる。 けっこう傾斜がきついところがあり、地面は砂利道なので着いた足がすべる。 それをずっと下りっぱなし。 足を着けば砂埃が舞い上がり、風が吹いても砂が舞い上がる。 自分で舞い上げた砂埃は浴びないが、混雑している富士山、前を歩いている人達の砂埃を浴びるので、口の中や目の中に砂が入り込むことも。 ここでマスクやゴーグルをしていた人を見かけた事に納得。 コンタクトをしているので、目に砂が入るのがとにかく参った。 ここの下りにはけっこう手間取っていて、滑って尻餅着く人があちらこちらに。 足首と膝は伸び踵からドンドンと着地している。 膝に遊びがない分、膝への衝撃は大きく、これを3時間下りっぱなしではそりゃ悪態もつきたくなるだろうね。 正しい下り方かどうかはわからないけど、経験からこのような滑りやすく傾斜がきつい下りは歩幅は小さく足半分くらい、足首を曲げて地面に着けば、もし足を着いたとき滑っても足首が曲がっている分遊びがあるから、足首が伸びきるまでに踏ん張れる。 着地した瞬間は膝を曲げ、クッションを効かせてあげれば膝への負担も軽い。 そして体の重心は下りなので後ろにいってしまうが、重心が後ろだと少し滑っただけで尻餅をつきやすくなってしまうので、頭をもたげて背は丸め気味で重心は足の真ん中に。。 横から見ると逆S字みたいな格好で下れば、滑らず膝に負担がかからず下れる。 これが経験からの俺の下り方。 手間取っている人を尻目にテンポ良く下り、「あっ」という間に七合目到着。 小休止をして六合目を通り過ぎ、無事河口湖口五合目に到着。 「登り3時間30分」「お鉢巡り1時間」「下り2時間30分」計7時間で終わってしまった。 ザックが軽かったせいもあるが、テレビで見たり話で聞いていたより厳しくは感じはなく、「もう終わり」と思うようなあっけなさ感。 ここよりも辛い思いした山はたくさんあるからね。 たぶん普段山登りをしてる人は同じ感想だと思う。 予定より3時間早い帰りのバスに乗れたので、予定してなかった風呂に入っていける。 途中下車で入れる日帰り入浴施設のポスターが駅に貼ってあったが事前調べがなく面倒なので、何回も寄っている高尾駅の「ふろっぴぃ」でお風呂に入って帰った。 |