表銀座
(標高2105m)
【 地 域 】山形
【 天 候 】1日目/晴れ 2日目/晴れのち雨
【 天 候 】3日目/曇りのち雨 4日目/晴れ
【 季 節 】夏
【 山行 形式 】小屋泊
【 入 浴 】深山荘

【 交 通 】
行き 新宿都庁下(21:44)〜穂高神社(21:52) さわやか信州号
穂高神社〜中房温泉 \1,600 タクシー相乗り
帰り 新穂高温泉〜高山 \2,100
高山〜新宿 \5,700 高速バス

【 コース 】
1日目 中房温泉〜(0:00)〜第1ベンチ〜(3:00)〜第2ベンチ〜(0:50)〜第2ベンチ〜〜第3ベンチ〜〜合戦小屋〜(1:30)〜燕山荘(泊)
2日目 燕山荘〜(1:50)〜大下りの頭〜(2:20)〜切通岩
         〜(0:20)〜大天井ヒュッテ〜(1:30)〜ヒュッテ西岳
(泊)
3日目 ヒュッテ西岳〜(3:00)〜水俣乗越〜(1:50)〜ヒュッテ大槍
         〜(0:40)〜槍ヶ岳山荘
(泊)
4日目 槍ヶ岳山荘〜(0:40)〜槍平小屋〜(0:50)〜滝谷避難小屋
         〜(2:20)〜穂高平小屋〜(1:40)〜新穂高温泉


【 水補給ポイント 】
・各小屋


【 食料補給ポイント 】
・各小屋
【 おすすめ休憩ポイント 】
・ビックリ平


【 個人メモ 】
・槍ヶ岳はぜひとも再度リベンジ


【 1日目 】
今年もやってきました夏休み。
年に1度、4日間山に入れる日。

相棒の北アルプスデビューと言うことで、通称『表銀座コース』をチョイス。
下山してのお風呂、ちょっと寄り道して飛騨高山観光を加えて、と言うことで『上高地』ではなく『新穂高温泉』へ下るコースに変更。

いつものように週間天気予報をチェックすると、1週間くらい前に台風発生!!
「ぐわぁ〜〜来たか、この野郎!」と思ったら、高気圧君のがんばりで日本には上陸できず上の方に行っちゃった。
安心するけども、どうも4日間全部晴れとはいかなく、後半の2日間は雨覚悟かも。

去年と同じ2週続けて都庁下に。
いつもの大江戸線は事故で運転休止ということで、JRを使って都庁下駐車場に来るという幸先悪いスタート。
でも駐車場近くに前回よりもっと近いコンビニがあることを発見。
やっぱりいつもと同じ道じゃぁ新発見はないとあらためて思った。

先週と同じ行き先のバスに乗って『新穂高神社』に到着。
ここで降りたのは6人。
「タクシー待ってるかな?」と思ったけど待ってないね。
しかたないので『穂高駅』まで歩き(5分くらい)、8時発の『中房温泉』行きバスを待つことに。
運悪く5時台のバスは昨日で終わり。
3時間30分は長いけど寝て待っていればすぐでしょ。
と覚悟を決めていたら、先ほど一緒に降りた2人組のカップルに声をかけられ、一緒にタクシーで『中房温泉』まで行くことに。

「いやぁ〜ありがたい」

駅前に止めて寝ている運転手さんを起こし4人で乗車。
運転手さんの話によると、どうもさわやか信州号が早く着きすぎたようで、時間がくれば運転手さんは『穂高神社』の所で待っていてくれてたようだ。
さわやか信州号の『穂高神社』到着予定時刻はAM4:30なんだけど着いたのはAM4:00、30分早かったんだね。

タクシー代は1人1600円で良いとのこと。
バス会社とタクシー会社が同じなので料金も同じで良いそうだ。
お話好きな運転手さんで終始ずっとお話。
途中「コンビニに寄りますか?」なんて気を使ってくれる。
まだ早い時間なのでほとんど対向車の心配をしなくても良く、細い林道だがスピードを出せるので30分くらいで着くとのこと。
けっこうスピード出てたし、カーブが多く揺れるので危うく酔うところだった。

『中房温泉』に着いた頃には明るくなっていた。
タクシー降りたところで準備していると、ツアーさんや団体さんもバスで来る。
準備はここではなく、ちょっと登ったところにいい場所があった。

出発!!
登り始めはいつもきつい。
けどこのコース、『第1・第2・第3ベンチ』、そして『富士見ベンチ』が40分くらいの間隔であるから、それが良い休憩場所になるけど、みんな同じところで休憩するので混雑時は覚悟が必要。
『第1ベンチ』には水場があり冷たい水がありがたい。
『富士見ベンチ』からはほんとに『富士山』が見えた。



この登りコースで1つのお楽しみ場所『合戦小屋』に到着。
ここは「合戦小屋=すいか」、お約束だそうです。
1切700円、けっこうでかいので2人で半分ずつで十分かな。
あまり冷えてないけどその分甘さが引き立つ。
ほとんどと言って良いほど、来る人来る人がすいかを買っている。
麓からここまでケーブルカーで荷物を上げているので、すいかはたっぷりあるんだろうな。




高い木が少なくなり展望がひらけるとそこは『合戦沢ノ頭』
遠〜くに槍の穂先が見えた。
しばらく行けば花崗岩で特徴ある『燕岳』と『燕山荘』も見えてきて、今日1日目のゴールが近づく。
先週テントで行ったせいか「北アルプス3大急登」と言われているコースだがあまりきつくは感じなかった。

しかしやはりいつのも通り小屋直前の登りがちょっときつい。
が、たくさんの花が咲いているお花畑になっているので癒される。
テント場の前を通り過ぎるが、このテント場は眺めがいいし小屋から近いしなかなか良い場所だね。
残念なのは反対側の穂高連峰が見える側にあればもっと良かったのに。

小屋のある稜線に出ると、今まで見えなかった『穂高連峰』、『双六岳』方面の大パノラマが広がり、いままでの疲れを吹っ飛ばす程の大展望。


こりゃ見事だわ!!



まだAM11時前なので「小屋の宿泊手続きはまだ早いかな?」と思ったけど、もう受け付けてくれ今夜の寝床に向かうとちょうど2人分(定員は4人かな)に仕切られている個室みたいな寝床だ。
これはなんか居心地が良かった。

寝床の準備を終えたら、小屋から30分程で着く『燕岳』山頂を目指す。

砂地みたいな登山道と奇岩が『燕岳』との良い絵になる。
あちらこちらに『コマクサ』の群生があるけど、すでに見頃は終えていて瑞々しさがない。
『コマクサ』は花よりも葉の方が好き。

先週の冷池山荘でもそうだったがここにもサルがいた。
群れて数匹いたり、岩のてっぺんに座って物耽っているサルがいたり。
目を合わせたら襲われるかとビクついてたけれど、相手も慣れたものシカトされていた。

『燕岳』山頂からは360度のパノラマ。
北アルプスの巨峰がすべて見えるような大展望。
山頂にはうちらを入れて3人しかいないので山頂でのんびりとしていられる。

十分に展望を楽しんで小屋に帰るとさぁ


「かんぱ〜〜い!」


生ビールっす!!
売店のお姉ちゃんはジョッキにたっぷりと注いでくれて感謝。
もう最初の一口はたまらんですね。

今回は贅沢に3泊小屋泊まりということで、お金がかかるから缶ビールを担いで来ました。
発泡酒だけど6缶で800円くらいだったかな。
もちろん温いけど、そこは半分くらいになった冷えた生ビールに注げばイケます。
これでビール代は多少抑えられる、なんせビール党ですから。
寝酒用に焼酎1リットルもあります(笑)

相棒によるとこの『燕山荘』は山小屋人気でNo1だそうで。
きれいな小屋だし、スタッフの愛想はいいし、納得できますね。
食事はそれほど・・・ですが食堂横にある喫茶室が雰囲気いいです。
この小屋名物「山小屋主人によるホルン演奏」は主人が里に下りてるんで食堂でビデオ上映。
まぁうちらが行く日はいつもこんなもんです。












【 2日目 】
小屋で朝食を食べて出発。
快晴とはいかず、ちょっと曇りがちな空で、昨日は見えていた槍ヶ岳の穂先は見えない。
出だしはなだらかな稜線歩きだけどちょっと風が強い。。
カエルに見えると言われている岩『蛙岩(げえろいわ)』はどれが『蛙岩』なのかわからないなぁ。

空はだんだんと青空が広がり始め、だんだん『槍ヶ岳』にかかっているガスが薄くなり始め、『槍ヶ岳』の姿を拝めるのを楽しみにしながら進む。
このあたりから『燕岳』の間はあちらこちらにコマクサの群生がある。
どこも見頃を過ぎているのが残念。
『蛙岩』らしいところを越えて少し下ると、信州側になる左側の登山道に変わると風が山に遮られ、ちょっとした広いところは良い休憩になるのでそこで休憩。
風がなくなると日差しの熱さを肌に感じる。

ちょこっと一登りすると砂礫の登山道になり、やはりここもコマクサのお花畑。
前面にコマクサのお花畑、バックには『大天井岳』と『槍ヶ岳』となかなか絵になる風景は写真を撮るのにGOOD!

V字のように下った分だけ登り返すと『常念岳』への分岐があらわれる。

ここで失敗!!
予定立てる時も昨日小屋で地図を見たときも、ここに来たら気をつけなきゃと思っていたのに、『常念岳』というコースを示した標識通りに向かってしまい、『大天井岳』山頂を踏まずに『大天井岳』山頂からと合流する分岐に出てしまった。
あぁ〜〜なんかすごい悔しかったなぁ。
このショートカットコースは崖みたいなところに道を作ったような登山道。
それほど危険ではないけどね。

『大天井ヒュッテ』は展望があまりよくないが、テーブルとベンチがあるので休憩にはちょうどいい。
ここでちょっと長めに休憩。
2日目は5時間くらいのコースなので時間にゆとりはある。
『大天井岳』山頂にも行かなかったしね。
学生のパーティが到着して騒がしくなってきたので出発。









小屋からしばらくすると樹林帯に入り、展望がなにもない登山道に変わる。
この樹林帯を抜けると稜線に出るとそこは『ビックリ平』

いやぁ〜ほんとびっくり!!

ここまでの樹林帯の中の登山道は「演出か!」と思えるほどの大展望がひろがる。
この『ビックリ平』の標識からもう少し先に進んだ所からがもっと展望がいい。
『穂高連峰』から『雲の平』方面、『大天井岳』まで、屏風のように広がる山並みの迫力がすごい!!
ここは簡単に歩いてしまっては損!
ザックを下ろし、目に焼付け、フィルムに焼付け、SDカードにメモリー。

『ビックリ平』を越えると山の左側を歩く登山道に変わるので穂高方面の景色は見えなくなり『常念岳・蝶ヶ岳』方面の景色を見ながらに変わるけど、なんか迫力ない景色に感じる。
いくつかの山を巻くたびに「もうそろそろ小屋が見えるか?」と思うけどなかなか見えてこなく、「ちょっと疲れたなぁ」と感じた頃にやっと今夜の宿『ヒュッテ西岳』が見えてくる。

昨日の『燕岳山荘』に比べるとずっと小さい小屋で、収容人数も50人入れば窮屈に感じるような大きさ。
宿泊手続きを済まして恒例の乾杯!
『穂高連峰』方面を見渡せる展望台が小屋のそばにあるが、『穂高連峰』の山頂はすっかり雲に隠れてしまい景色は良くない。
風が強くなり雨もぱらぱら降り出してきたので、展望台で乾杯はしたがすぐ小屋の軒下のベンチに避難。
小屋に着いてから雨が降り出してきたのでタイミングが良かったというか、『大天井岳』山頂に行く時間を省略して良かったというか・・・
夕方になると本格的に降り出してきた。

夕食までぼ〜っとしていると、小屋の親父さんが「明日槍ヶ岳登れませんよ」と言う言葉が聞こえた。
「んん??明日は天候が大荒れなのかい?」と思ったが、後で相棒に聞いた話によると、宿泊者の人が「寝床が2段目なので階段の上り下りが大変だから下に換えて欲しい」ようなことを言ったらしい。
親父さんの返しがうまいと言うか面白いと言うか・・・ちょっと笑ってしまった。








【 3日目 】
「雨はどうかな?」と外に出てみれば、雨はやみ始める小降りといった様子で、小屋を出発する頃には雨がやんでいた。
空はどんよりと曇り空で、ちょっと今日は青空を望めそうにない。
小屋から『水俣乗越』までは、急なハシゴや鎖場などがある急な下りが続く。
小屋で朝飯を食べて皆と同じ時間帯に出発したので、最初のハシゴ場で大渋滞が始まっている。
「高校生位の団体さんかな?」20人くらいの団体さんが2組、これがけっこうハシゴを下るのに手間取っているようだ。
うちらが下る順番来るまでどれくらい待っただろう?
20分くらいは待ってたかな?


天気が良ければ真正面には『槍ヶ岳』山頂へ続く『東鎌尾根』と『槍ヶ岳』山頂が見えて絶景なんだろうけど、時々日が差して明るくなるも、残念ながら半分くらいから上は雲の中。
いつの間にかうちらの後ろにも小屋やテント場から来た人などで連なっている。
無事ハシゴを下り、幅のある登山道で団体さんが道を譲ってくれた。
ひらけた所で振り返ってみると、まだ下っている登山者が見えるが「こりゃ崖だな」。

たぶん皆がここで休憩するだろうと思う『水俣乗越』でうちらも休憩。
ここは『槍沢』からとの合流地点でもあるので、眼下には『槍沢』からの登山道が見えている。

『水俣乗越』からはほとんど上りが続く。
ハシゴが所々にあり、ひどい所(?)は山ひとつ上り下りがハシゴだらけ。
「遠くから見るとなんか醜いな・・・」うちら登山者の為なんだろうけどね。

もうすっかり雲の中に入ってしまい景色はない。
一瞬雨がポツリポツリと来て雨具を着たがすぐにやんでしまった。
しかし登るにつれ風が強くなってくる。
『ヒュッテ大槍』が見えてくるが、小屋周辺は突風がすごくて踏ん張らないと風で人間が飛ばされてしまうほど。
『ヒュッテ大槍』に避難してコーヒーを頼んで休憩。
ここでまだ9時30分頃。
あと1時間位で『槍ヶ岳山荘』には着くので時間はまだあるし、この強風、ゆっくりと行けば無事に着けるだろう。
覚悟を決めて小屋を出発。

「いやぁ〜すごい風だ」

周りはガスでぜんぜん見えないからわからないが、たぶんそうとう切り立った尾根じゃないかな。
これで雨が降ってたら雨が弾丸と化すよ。
岩稜の登山道なので風を遮ってくれる場所のあるのが助かる。
ここの感想はひとつだけ

「風が凄かったぁ〜」。

相棒も後で言ってたけど、ここはそうとう辛かったそうだ(笑)

周りは真っ白なんで直前までなんにも見えなく、『槍沢』からの合流地点から少し登ったところでやっと『槍ヶ岳山荘』が見え、なんとか無事にたどり着けたことに安堵。
ほんと雨が降らなくて良かった。

小屋の中は登山者でいっぱいだ。
まだ11時前だけど受付をしてくれ、無事今夜の宿を確保。
天気良ければ『槍ヶ岳』山頂を目指す人や、景色を見る人で小屋の中もある程度すいているんだろうけど、こんな天気なので小屋に居るしかないよね。

しかし夕食の5時までは長かったなぁ〜。
広い山荘を見学し終えればすることないもん。
談話室は人がいっぱいだし。
玄関のところのテーブルを占領して、酒飲んで夕食時間まで居座ってました。
続々と登山者が来るけど外は雨が降ってきたみたいでレインウェアがびしょびしょ。
うちらは今日も雨に降られずにラッキーだったな。
しかし明日は雨覚悟だろう。








【 4日目 】
小屋からの出発は朝4時、俺らが一番早かったです。
昨日大荒れな天気だったから、すでに昨日の時点で『槍ヶ岳』山頂に立つことは諦めてました。
この時間に出発しないと帰りのバス時間に間に合わないんですね。
出発準備をしていると外に出た人達が「槍が見えるぞ」と騒ぎはじめた。
「どうせ登れないからどうでもいいや」と思っていたが、やはり『槍ヶ岳』山頂を見たくて外に出てみるとびっくり!
小屋のこんなそばに山頂があったんだ。
ほんとすぐそこじゃん。
山頂への道がすいていれば30分くらいで行って来れそう。
でも時間ないので行けない・・・『高山』の街の観光時間を入れなければ行ってこれるけど。
そう、うちらは『新穂高温泉』に下って『高山』までバスで行き飛騨高山観光を時間に入れてるんですね。
観光時間は1時間30分くらいかな。
その時間を『槍ヶ岳』山頂に登ってくる時間にすれば・・・えぇ、うちらはそんな山登りです(笑)
『槍ヶ岳』山頂はまたいつか・・・けどいったいいつになるやら・・・

『槍ヶ岳』山頂を見に外へ出たときはまだ雨が降っていたのに、うちらが出発する時には雨がやんでいる。

「うわぁ、また雨具のお世話にならなくていいんだ、すでに着てるけど」

『西鎌尾根』への取り付きになる『千丈沢乗越』まではガレ場のけっこう急な下り。
空はすこし明るなりはじめ、この様子だと雨は降りそうにない。
正面には『双六岳』や『三俣蓮華岳』と『鷲羽岳』が見え『三俣山荘』も見える、懐かしいなぁ〜。

下って来た道を振り返れば、『槍ヶ岳』山頂に人が居る。
山頂からこれくらい景色が見られれば満足できただろう。


『千丈沢乗越』から下はお花畑。
色とりどりの花がたくさん咲き乱れ、たくさん花の写真を撮りながらのんびり下れる。
『槍ヶ岳』からのもうひとつの登山道と合流するところに「なんか変なのがあるな?」なんて思いながらたどり着いてみると、救急箱が置いてある。
救急用品や食料電池などなにかあったら使っても良いみたいだ。
なんでこんな所に?

ここから先はだんだんと樹林帯の中の山歩きへと変わっていく。
「最終水場」なんて書いてあった水場があるが、それは登りに使っている人のお話。
下りのおいら達にはまだ先に水場がある。
予定よりちょっとタイムオーバー気味だったのでここから『槍平小屋』まではちょっと急ぐことに。


ぱっと視界が開けるとそこは『槍平小屋』のテント場。
平地なのでテントを張るのに難がなさそうで、水場もあり快適だろう。

かなり急いで来たので『槍平小屋』で休憩。
朝のピークを過ぎたのだろう、小屋の中には静粛が訪れていて朝のけだるさが残っている。
コーヒーを頼み、もう必要となくなった雨具を片付けザックを整理。

だいぶ時間を稼いだのでここから先は沢の音を聞きながらマイペースで下り、ガレ場を下り終え林道に出ればなんとなくほっとする。
この林道歩きは疲れるが、途中に牧場があったりとそれなりに目を楽しませてくれる。

『新穂高温泉』に到着し、相棒がバス停そばの無料入浴所を覗いて見ると「ムリムリ」と手を振って戻ってきた。
入り口前にずらっと並ぶザックを見れば、中がどうなっているのか想像できる(笑)

やはり当初の予定通り、ここから少し歩いた『深山荘』で入浴。
内風呂と露天風呂が離れているので、内風呂で4日間の汗を流し、露天風呂でじっくりと疲れを癒す。



高山観光のために『槍ヶ岳』の山頂に登らず、『槍平山荘』まで急いで下ってきたが、相棒は高山の雰囲気が思っていたのとは違っていたようで、これなら槍ヶ岳山頂に登って来れば良かったと(笑)

まぁ夏休みなので人は多いし、昼食後の時間だったので軒並みどのお店も休憩時間になり、楽しみにしていた「飛騨牛」のステーキを食べれなかったのもあったようだ。

代わりに駅前の立ち食いそば風のお店で「飛騨牛のコロッケ」と「高山ラーメン」を食べ、新宿へ向かう高速バスで帰った。


戻る