日光火山郡の最高峰、関東以北でももっとも高い山。
山頂からは尾瀬の山、谷川岳などをバックに五色沼や弥陀ヶ池の展望がいい。
高山植物もたくさん咲いている。

日光湯元側から前白根山を経由して登れるが、昨今は丸沼高原スキー場からゴンドラで一気に2000mまで上り登るのが定番。

初の車を利用しての登山。
【月   日】2006年6月20日
【天   気】曇り時々晴れ
【季   節】梅雨
【場   所】日光
【標   高】2577m
【山行形式】日帰り
【風   呂】座禅温泉(リンクなし)

【交通】
【行】五反野駅〜東武日光駅
【行】東武日光駅〜丸沼高原スキー場
【帰】丸沼高原スキー場〜東武日光駅
【行】東武日光駅〜五反野駅
【コース】
丸沼高原スキー場山麓駅〜山頂駅〜〜大日如来〜白根山山頂〜弥陀ヶ池〜七色平〜山頂駅〜丸沼高原スキー場山麓駅
【水補給】
・東武日光駅
・山頂駅
【食料補給】
・東武日光駅近くにコンビニ
【個人メモ】
・山頂で休憩して七色平で休憩しろ

今回で2回目になる「日光白根山」
しかし今回は、定番コースとなっている「丸沼高原スキー場」からロープウェイに乗って一気に2000mまで上がる楽々登山。
それも駅からレンタカーを利用して。
初だ、贅沢だ!

この日光白根山、日光湯元側からでも登れるが、日帰りではちょっと初心者にはきついコース。
相棒の初2000m超えの登山ということもあり、やはりここは丸沼高原から登るのが適当でしょう。
この丸沼高原、駅からバスがあるけど、時間・乗り継ぎを考えると日帰りはきつい。
2人ということもあり、東武日光駅からレンタカーを借りて丸沼高原へ行くことを計画。
ちょうど東武鉄道で、「日光・鬼怒川レンタカークーポン」という、運賃が2割引、レンタカー代が一緒になっているお得な券を売っているのを知り、これを利用。
東武日光駅や湯元から、タクシーで丸沼高原へ行くよりずっとお徳でしょう。
あとはガソリン代がどれくらいかかるか?

前日に東武トラベルでクーポンを購入し、翌日決行!
ちょっと雲が多い空、今回は無事合流できて、定番の5:20分の東武日光行きの区間急行に乗る。
つい数ヶ月前のダイヤ改正で、この電車、快速ではなくなってしまった。
区間急行になって停車する駅が多くなった。
東武日光駅着が7:35と前より3分遅い。

東武日光駅が綺麗になってる!!
確か、2月頃来た時は改装中だったな。

駅隣にある8時営業開始の「ニッポンレンタカー」でレンタカーを借りる。
車種は「ホンダのフィット」これで12時間5,540円、1人2,270円、タクシーより全然安いよ。

運転は相棒。
オイラはペーパー歴15年以上のベテラン。
もう怖くて運転できないよ、ちょっと運転してみたい気はあるけど。
なので、丸沼高原から登るコースは相棒がいないと行けない。

いつもバスから眺める車窓とは違い、車の助手席から見る眺めは新鮮。

途中でコンビニに寄りお買い物、「明智平」からロープウェイに乗り「華厳の滝」を見学。
バスではできないことをしっちゃた。
「車は便利でいいなぁ〜」と実感。
華厳の滝なんて、小学校の林間学校以来、20数年ぶり見たよ。

寄り道なんかあり、10時頃、丸沼高原スキー場に到着。
日光湯元からここまではドライブにいいコースだなぁ〜

ロープウェイの往復乗車券と、座禅温泉の入浴券が一緒になった得々チケットを買い、ロープウェイに乗車。
この日、座禅温泉は配管工事中ということで、温泉ではなく沸かし湯だと教えてもらう。
ちょっとがっかりだけど、ほかに寄るのも面倒なんでそれでもよし。

乗るのはロープウェイと言っても、スキー場にあるゴンドラ。
たくさんぶら下がっているので、すぐに乗車できるのがいい。
ロープウェイが上にあがれば、尾瀬の「燧ケ岳・至仏山」、「谷川岳」、「草津白根山」の雪をかぶった姿が見える。

けっこう高度感があるロープウェイに乗り、山頂駅に到着。
山頂駅前には「ロックガーデン」という広場があり、「シラネアオイ」や「コマクサ」のお花畑が広がっている。


そして頭が3つに割れている日光白根山の山容がそびえ立つ。
残念なのはここに「足湯」を作るので、ただ今工事中。
工作機などの音がうるさい。

準備を済ませ、鳥居をくぐり、出発。
ときどき木漏れ日が差し、ウグイスやヒグラシなどのさえずりを聞きながら、なだらかな登山道、足慣らしにはちょうどいい。
「血の池地獄」との分岐からきつめの登り開始。

標高が上がれば高山植物を目にするようになる。
「サンカヨウ」「イワカガミ」「ゴゼンタチバナ」など。
「ヤマザクラ」がまだ咲いていたのには驚いた。

森林限界を超えれば日光白根山の山頂が見え、山頂へ続く登山道、そこを登ってる登山者が見え、今年初の2000m以上の山へ来たことを実感。
展望も尾瀬の山、谷川岳などがパノラマに広がっている。

ガレ場の滑りやすい登山道を登りきれば、「前白根山」から来る登山道と合流。
ここに来て、前回来た日光白根山のかすかな記憶がよみがえる。

山頂へは多少の岩登りを強いられ、無事2人とも山頂に到着。
それほど人が多くなく、風が少し冷たかったので、風の来ない所へ避難している人が多く、山頂は2人で独占。

青空の下ならもっと展望が良かっただろうけど、これだけの展望でも満足。
十分堪能したら、やはり風が冷たいので、窪地でうちらも休憩&コーヒーでもと思っていたのに、なぜか休憩せず、「弥陀ヶ池(みだがいけ)」を目指して下る。
ごめん、相棒、すっかり忘れてたよ。

















「丸沼」「菅池」「弥陀ヶ池」、各山々の景色を楽しんだら、山頂から岩場を下る。
一歩間違えば大怪我なんで慎重に。
ジグザグに切り返しながらグングン標高を下げていく。
緊張する岩場が終わり振り返れば、見上げるような登りを無事に降りられたことに安堵。

ここはヤマザクラの木がたくさんある。
満開とはいかないが、まだ花は十分咲いている。
満開のときにきたら、すっごい花見場だろうな。

弥陀ヶ池で休憩&エネルギー補給しようと思っていたが、弥陀ヶ池への登山道が残雪で隠れている。


傾斜もきついので安全の為、弥陀ヶ池へ行くことを断念。
もうそこに見えていたのだけど。




どこかかわりに良いところがあれば、そこで休憩しようと思っていたが、ここからは再び樹林帯の中の登山道が始まる。

樹林帯の中なので陽があたらないせいか、登山道にも残雪が残っているところがあらわれはじめる。
雪はカチンコチンに固まっているのではなく、ザラザラしていて滑らないので、ふみ跡に足を置けばなんとか歩ける。
ときどき滑ってバランスを崩したり、足がズボッとはまってしまうなどがあり、けっこう神経使う。

残雪を何度かクリアしながら休憩場所を探すが、なかなか見つからない。
いいかげん腹が減ってきたので、多少広めの登山道で無理やり休憩&エネルギー補給。
展望のいいところで休憩しなくても、こんな樹林帯の中での休憩も「山に来た!」って感じでいいでしょう。

お腹を満たし出発。
再び残雪をクリアし、「七色平」に到着。
ちょっとしたミニ湿原みたいで木道があり、休憩場所みたいな所もある。
山頂で休憩して、ここで休憩が理想ですな。

行きに通った道と合流し、再び木漏れ日と鳥のさえずりを聞きながら山頂駅まで戻る。

ロックガーデンの花を堪能し、ロープウェイで山麓駅まで降り、山麓駅にある座禅温泉で汗を流し、すっかり閑散とした丸沼高原スキー場出発。






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