独特の山容を持ち、まさかりかついだ金太郎こと坂田公時ゆかりの金時山
山頂から見る富士山は遮るものがなく大きくドンと構えている。
冬の快晴時に行くのが一番。
山頂には小屋が2軒あり、平日でも営業しているのがありがたい。
下山後の温泉も楽しみ。
【月   日】2005年6月6日
【天   気】晴れ
【季   節】晩春
【場   所】箱根
【標   高】1212m
【山行形式】日帰り
【風   呂】南甫園

【交通】
/五反野駅〜新宿駅駅
行/新宿駅〜乙女峠バス停
/仙石バス停〜新宿駅駅
帰/新宿駅〜五反野駅
【コース】
乙女峠バス停〜長尾山〜金時山
〜金時神社
【休憩場所】
小屋からちょっと上がったところにあるテーブルとベンチがおすすめ。。
長尾山山頂は広いが景色がない。
【水補給】
金時神社(神社によくある水場。たぶん飲めると?用意したほうが良いとは思いますが)
【食料補給】
乙女峠バス停に「おそばやさん」
金時山山頂の小屋

天気予報ではあと数日で梅雨が始まると言うので、貴重な晴れの天気に、「金時山」へ行ってきました。
前回のこのコースは「金時山」から「明神ヶ岳」へと縦走しましたが、今回は「金時山」のみの約3時間コース。
なぜなら今回は、山登りに目覚めた同業者1人を連れての「登山体験」が目的。
やはり何事も初めが肝心なので、どの山に連れて行こうかと悩んだ結果、「短時間」「富士山」「下山後温泉」が揃っている「金時山」を選択。
あと山に水があれば希望条件は揃ったのだが・・・・
今回は往復高速バスを使うのでお財布にも優しい。

律儀に高速バスのチケットを予約し購入したが、いざバスに乗ってみれば、自分たち以外は皆、予約なんてしないで、乗る時刻のバス運転手さんにお金を払って乗り込んでいる。
やはり平日の朝、それほど混むバスではないんだろうな。
最終的には乗車率60%でした。

「乙女峠」で降りたのは自分たちと3人連れの計5人。
「お蕎麦屋さん」があり、何もないところではない。

準備を整え出発。
一緒に降りた3人連れの方が先に行ってたのだが、追いつくとその内の1人がザックをひっくり返している。
サイフが見つからないらしい。
バスに忘れてきたのかもしれないと。
うちらにはどうしようもないことなんで素通りしてきたが、最後まで気になってしまったのでここに一筆。

相棒が登山初心者と言うこともあり、なるべくゆっくりと歩くことを心がけるが、自分自身が誰かと一緒に山へ登ること自体が初めて、いつもとは違う山登りになるので、3時間くらいのコースでお互いに良かったかもしれない。

この季節にしては少し高めの気温の中、樹林帯の隙間から流れてくる涼しい風が心地良い。
上りが続くが少しずつ高度を稼いでいて、時々開ける木々の隙間から、箱根の町並みが眼下に望める。
大きく森を削って作ったゴルフ場、芦ノ湖、そして富士山。
このコースを上りに決めて、すこし懸念していたのが、富士山が見えてしまう事。
前回上りに使った「金時神社」から始まる登山コースは、「金時山山頂」に着くまではほとんど「富士山」が見えなく、山頂について見る「でっかい富士山」に感動だったが、今回のコースでは上っている途中で山頂から山裾までの「でっかい富士山」が見えてしまう。
相棒にも「山頂からのでっかい富士山」で感動してもらおうと思ったが、コース途中からと山頂からとでは、それほど違わない富士山がもう見えてしまっている。
まぁ、、すでにバスに乗っているとき、でっかい富士山が見えていたし、それに今日は雲に覆われて富士山が山頂のほんのちょびっとしか見えていないので、当初の計画はおじゃんになってましたが・・・・

「乙女峠」には見た目、民家なのか営業小屋なのかわからない乙女茶屋のそばには、ちっちゃな「富士山展望台」とテーブル&ベンチがある。
小休憩にちょどいいと思っていた「長尾山山頂」は、展望がきかないので、日当たりが良くテーブル&ベンチのあるここで小休憩したほうが良い。

「長尾山山頂」へは上りが続く。
登山口から階段状の登山道がけっこうある。
階段状の登山道は、なければ急なんだろうし、あれば自分の歩幅を狂わされるしで、ありがたいのか、ありがたくないのかわからん。
樹林帯からぱっと開ければ「長尾山山頂」に到着。
広く開けているが、まわりは木に覆われていて景色はほとんどないに等しいが、当初の予定通りここで「コーヒータイム」
天気が良く、風も穏やか、コーヒーを飲んで「リフレッシュ」。

ここまでくれば金時山山頂まではあと少し。
相棒もへばっている様子がなく、無事に山頂を踏めそうだ。
相変わらず樹林帯の登山道が続くが、小ピークを1つか2つ超えるので、ちょっときつめのアップダウンがある。
相棒も「きつい、きつい」と言いながらもまだまだ余力はありそうだ。
突然と木々のトンネルを抜けると視界が開け、見上げれば登山者でにぎわっている山頂が見える。

山頂は平日にもかかわらず混雑している。
岩場に腰掛け、山頂からの景色を見ながら昼食を摂るが、期待していた「でっかい富士山」は残念ながら山頂のほんの一部しか姿がなく、今回で2回目の金時山登山もお預けを食らってしまった。

下山路は前回上りに使った「金時神社」への道を下る。
下山まで地図上では4〜50分ほどなので、適当なコースだと思っていたが、相棒にはきつようだ。
膝やつま先に負担がかかっているようだが、休憩すれば回復するようなので大丈夫だろう。
自分自身、独学と経験で今までをきているので、こんなときは歩き方くらいしか教えてあげることができない。
すまん、足を鍛えて経験積んで克服してくれ〜〜〜。
無事に下山でき「自信が付いた」と言っていたので、次回の山を考えますか・・・

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