安(電車賃安い)近(家から近い)短(登山時間が短い)の秩父にある棒ノ折山。
白谷沢登山道は沢沿いを歩くコース。
水の流れる音を聞き、滝を眺め、多少の岩登りを楽しめる。
棒ノ折山山頂からは日光の山々、谷川岳を望める180度の展望。
登山時間も短く、山頂でのんびりとして、温泉に入って帰る。
冬場の低山歩きにはもってこいの山。
【月   日】2005年5月10日
【天   気】晴れ
【季   節】
【場   所】秩父
【標   高】1362m
【山行形式】日帰り
【風   呂】さわらびの湯

【交通】
【行】五反野駅〜上野駅
【行】上野駅〜池袋駅
【行】池袋駅〜飯能駅
【行】飯能駅〜河又・名栗湖入り口
【帰】さわらびの湯B・T〜飯能駅
【行】飯能駅〜池袋駅
【行】池袋駅〜上野駅
【行】上野駅〜北千住駅
【行】北千住駅〜五反野駅
【コース】
河又・名栗湖B・T〜有馬ダム登山口〜岩茸石〜権次入峠〜棒ノ折山〜権次入峠〜岩茸石石〜さわらびの湯
【水補給】
・有馬ダム登山口
・白根沢コース林道そば
【食料補給】
・飯能駅はお店がたくさん
・河又・名栗湖入り口B・T前

2005年の登り始め。
「とある理由」と軽い足慣らしの意味で、2年前に行ったけど記録に残してなかった「棒ノ嶺」へ。

いつもは朝一番の電車に乗るが、やはり「とある理由」で6時台の電車に乗り「飯能駅」へ向かう。
事前の調べはばっちりで、時間の無駄なく「飯能駅」から「河又・名栗湖入り口」へ向かうバスに乗り継ぐ。

「河又・名栗ダム入り口」で降りたのは、自分を入れて6人。
しばらくはアスファルト歩きが続くのを知っているので、準備運動もなにもせず、珍しく一番で出発。
帰りに寄る「さわらびの湯」の前を通り過ぎ、ちょっときつめの坂を上れば「有間ダム」が見えてくる。
ダムを横切り、ダム沿いに沿って歩いていくと、水がたっぷりと流れている水場のある登山口に着く。
ここからが山道なので、本格的に歩く準備をして出発。

約半年ぶりになる山登りの不安さと、足の裏に伝わる久しぶりの感触を味わいながら、新緑が終わった木に覆われた道を登っていく。
序盤はだいぶ離れた下の方に沢が流れているが、登山道を進むにつれ、だんだんと沢と登山道が近づいてきて、沢沿いを歩くようになれば、この「白根沢コース」ハイライトが始まる。
新緑もこのあたりから鮮やかになってくる。

ひっそりとした滝や沢美?岩石美?を楽しみながら沢沿いを歩いていけば、両側を岩壁で閉ざされそうになっている場所が見えてくる。
遠くから見ると、どこにコースがあるのかと思うが、近づくにつれコース見え、奥には鎖場があり、急な登りを強いられるのがわかる。

沢美を見ながら、どこかでコーヒータイムをと思っていたが、休憩に最適な場所が見つからなかった。
沢の流れが乏しくなってくれば、雰囲気をぶち壊す林道があらわれる。

林道を横切り、次の登山道への入り口に最後の水場があるが、水の流れが少しさみしい。
ここからしばらくの間、山でよく見かける、木の丸太で区切った階段のきつい上りが始まる。
ここを登りきれば、なだらかで落ち葉に覆われて、クッションの効いた快適な道が待っている。

快適なコース終点は、下山予定に使う「滝ノ平尾根コース」との分岐点である「岩茸石」。
景色はあまり良くないが、ベンチがあり、まだコーヒータイムを作ってなかったこともあったので、ここでコーヒータイム。

あとから登って来る人の波が切れたころで出発。
5分くらい上ったところで、テーブルとベンチがあった。
「失敗した〜〜」ここでコーヒータイムにすれば良かった・・・・・・
「岩茸石」のベンチからの眺めより、多少景色が良いくらいだが、こちらのほうが休憩には良いです。

またお馴染みの階段を上れば「権次入峠」に到着。
先ほどの所よりさらに眺めが良い。
ここでのコーヒタイムの方が、さらにさらに良いかもしれないが、山頂はもうじき。

「権次入峠」からは、ひと上りで「棒ノ嶺」山頂に着くが、その前にこのコース最長の階段待っている。。
階段の脇には、階段を嫌がる人達で作られた、これもお馴染みの道ができているが、これから始まる登山シーズンのため、足の筋トレの意味で階段を上ることにしていたが、今日のために筋トレをしておいた成果なのか、階段を上っていてもすこぶる順調で苦に感じない。
無事、足の筋肉が育ったようだ。

山頂は広く、360度とはいかないが、展望が開けていて眺めが良い。
雲が多く風が冷たいが、陽が暖かく、風の冷たさをジャケットで遮れば心地が良い。

山頂には、人が少なかったので小さいベンチを確保でき、お気に入りの「シーフードヌードル」を食べる前に、短時間登山のお楽しみ、缶ビールで乾杯。
のんびりと飲んで食べ、お腹が膨れれば睡魔が。
草地に寝転んで昼寝をしたら、30分程ぐっすりと寝てしまった。
すっかり酔いが覚めて下山開始。

先ほどコーヒータイムをした「岩茸石」まで戻る。
ぱっと見、どこに道があるんだろうと思うが、良く見れば岩を回り込むようにして道がある。
下りの「滝ノ平尾根コース」は、行きの「白谷沢コース」のように見所がなく、ただ木に覆われた樹林帯の中を下っていくだけ。
3回ほど林道を横切るが、1回目の林道を通り過ぎてしばらくすると、見物台のようなものが見え、「こんなところになぜ?」と近づいてみれば、パラグライダーかなんかの愛好者の方で作った飛び立ち台だった。
「立ち入り禁止」と書いてあったが、気にせず?上がってみれば、ガクガクブルブル。
ここから飛ぶのは、度胸だとか男のくせにと言う問題ではないね。
好きじゃなきゃ飛べないよ。

「どこかでもう一度コーヒータイムを」と探しながら下るが、やはり適当な場所が見つからず、眼下に駐車場が見えてきたので「もうじき終わっちゃうなぁ」と思っていたら、伐採されて展望が開け、座るのにちょうど良い切り株のある場所があったので、そこでコーヒータイム。
山に来てコーヒーを飲むのも楽しみにしているが、やはりインスタントでは寂しい。
ドリップ式のコーヒーがいいね。
カップは瀬戸物の白いカップを持っていきます。
チタンカップでコーヒー飲んでも、なんかおいしくないんですよね。
重さがあるけど、ここはちょっとこだわって、瀬戸物の白いカップ、それも無地のカップを持っていきます。

コーヒーを飲んだ場所から、15分程歩けば無事下山。
民家の横を通って赤い橋を渡れば、目の前に「さわらびの湯」への上りがある。




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