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・時間があれば周辺調査は鉄則![]() インターネットで発着駅と出発時刻を入力すれば、乗り換えや料金、時間がわかるので便利になった。 それを利用して奥多摩駅からバスの発車時刻に余裕を持って到着。 ほとんどの人は東日原行のバスに乗って行った。 バスの発車時刻まで40分くらいあるので、こういうときにただボーッと待っていたのではもったいない。過去の経験から周辺を調査すると、いろいろ役に立つことが発見できる。 ![]() 駅前の小さな商店街には登山客を見通してか、朝早くからお弁当類を売っている。ビールも自動販売機で売っているので、持ってくる必要はなかった。駅を出て左へ行き、最初の十字路を右へ行って、先へ行くと、ありがたいコンビニを発見。2店あるので食料や忘れ物などを補充できる。 下山して利用する「もえぎの湯」を確認して、鴨沢行のバスに乗る。 ・まだ記憶にある道 登山の格好をしている人は僕を入れて5人。みな鴨沢で降りる。 ![]() バス停から少し離れた所にお店がある。前を通って外から店の中を見てみると、カップラーメンやお菓子類が売っていた。 ![]() 他の人がみんな出発してから僕も出発。準備がとろいから。 まずは民家の前のアスファルトの道を登っていく。 宿泊場所の雲取山頂避難小屋までは、前回と同じ道なので思い出しながら歩いて行く。 アスファルトから土の道に変わると、樹林帯の中を歩くようになる。 ほとんど山道だが2・3民家があり、畑の前を通り過ぎていく。 ![]() 山の上のほうは天気が悪そうだ。 一度、アスファルトの道に出て少し登ると、登山道を示すところがある。ここが小袖乗越だろう。 ここにも車が2台ほど止まっている。 ![]() じぐざぐに切り返しながら上へ登っていく。だんだん新緑が本格的になってくる。 木漏れ日があるが、あいかわらず山の上は雲に覆われている。 堂所へ着く前の水場に到着。 前回とは違い道端に水が出ていない。水場の跡があるがそこに誰かが置いたのか、紙切れに「水場はこの上」と手書きで置いてある。20Mほど上がったところに、ちょろちょろとパイプから水が流れている。そこで水道の水と交換する。 地図にあるポイント堂所は「これが堂所です」というものはないが、「なんとなくこれがそうかなぁ」と思うようなところがあるのみ。 ![]() ・やはり降ってきたか あいかわらず樹林帯の中を歩くが木漏れ日はなくなり、空模様はあやしくなってくる。 ![]() 七ツ石小屋へ行く前に、ブナ坂へ行くか七ツ石小屋へ行くかの分岐がある。 ブナ坂へ行くと七ツ石山山頂へは行けないので、七ツ石小屋へ向かう。 だんだんと木が少なくなり、雨が体に感じるようになる。ときどき強くなるが、ほとんどパラパラなのでザックカバーだけ付け、雨具は着ない。 七ツ石小屋はし〜んとしていて、人がいるのかいないのかわからない。 ![]() 少し休憩して、七ツ石山頂をめざし出発。 水場を通り過ぎ、もう一回、ブナ坂への分岐を通り過ぎると尾根に出る。 右へ行けば鷹ノ巣山、明日はそちらへ向かう。 あともう少しで七ツ石山頂、という所で雨が本降りになってきた。 ![]() 雨はじゃんじゃん降っている。しばらくすると真珠大くらいの雹も降ってきた。 やんだかなと思うとまた振ってくる。時間には余裕があるので40分くらい雨宿りをした。 一過的なものだったのか陽が差し、青空が見えてきたので出発。 ここから七ツ石山頂はすぐ。 山頂は広く、これから行く登山道や雲取山頂避難小屋も見える。 ![]() 不思議なのは地面があまり濡れていない。あれほどたくさん降って祠の前は大きい水溜りが出来ていたのに、山頂は乾いている様な地面だ。 明日はここを登るのかと、少しめげるような所を下り、小雲取山を目指す。 尾根道なので快適な道。登山道の脇には特徴的な草がたくさん生えている。 最初は青空だったが、だんだんとまた雲行きがあやしくなり、薄暗くなってくる。 奥多摩小屋に着くころには空がごろごろなりだした。 奥多摩小屋の水場も確認しておきたかったけれども、また雨が本格的に降る前に雲取山頂避難小屋へ着きたかったので、休憩もせずに通り過ぎる。雨具を着たくなかったから。 ・巻き道を利用させてもらいます。 小雲取山へ向かう手前に巻き道がある。 前回来た時、小雲取山山頂から振り返った景色が良くて、その景色をまた見たいとも思っていたけれ ![]() 巻き道はアップダウンもなく快適な道。巻き道でなければあそこを歩いたのだろうと、上のほうを見ると霧にもやに覆われているので、巻き道を歩いて正解だったと確信。 ![]() 登山道と合流し、しばらく行くとまた巻き道がある。 今度も巻き道へ。 今度の巻き道は、ゆるい登りが長く続いてちょっときつい。本筋の登山道の方を見ると靄が薄く、少し青空が見え景色が見れそうで、「本筋を歩いたほうがよかったかな」とちょっと後悔。 最後に急な登りがあって本格的後悔。 しかし本筋の登山道に合流すると靄の中。 靄の中だが雲取山頂避難小屋は見えるのでゴールは近い。 また、巻き道が現れるがさっきので懲りたので、今度は本筋を行く。 今回はこれが正解だった。もし巻き道を行ったら雲取山山頂へは行かないで、雲取山荘へ向かう巻き ![]() 雲取山頂避難小屋は、最後の急な登りを登って着く。 小屋に着いてからしばらくすると雨が本格的に降り、雹も降り出したので雨具を着ることもなくすんだ。 小屋から雲取山山頂はすぐそこ。歩いて1分。 雨はすぐにやんでそれ以降は降らなかった。 ・1人の方が気は楽だな ほとんどの人は避難小屋を通り過ぎて雲取山荘へ向かうので、今日も宿泊は1人かなと思っていると、1人年配の人が同宿で結局、本日の宿泊者は2人。 食事の前につまみをつまみながら一杯飲み終わり、ちょっとシュラフの上で横になっていると本格的に寝てしまった。 気がつくと7時30分。 同宿の人は寝てしまっている。 食事がまだなので、お腹がすいているので悪いとは思いながらも、食事の用意をするが、ガスの音や食器の音がガチャガチャうるさい。 ![]() 食べ始めると噛む音が自分の頭の中でうるさいので、「同宿の人もうるさいかなぁ」と思い、外で食べることにした。 しかしさすがに夜になると外は寒い。震えながら早めに食事を済ましシュラフの中へ入り寝る。 ![]() ・来てよかった。 この時期、さすがに明るくなるのが早い。4時頃になると同宿者の人がごそごそしだす。 予定では6時ごろ出発の予定だったので、まだシュラフのなかでうとうとしていたが、寝れないので起きて出発の準備をする。 同宿者の人はとっくに出発してしまったので、音を気にせずに片づけをしておにぎりと味噌汁を飲んで、5時30分に出発。 ![]() 空には青空が見え、昨日とは違う景色を見せている。 七ツ石山までは、昨日見ることが出来なかった景色を振り返りながら見る。 ![]() 小雲取山からの景色を見ようと思っていたが、巻き道に行ってしまい、小雲取山を通らないで奥多摩小屋に出てしまった。 巻き道出口から小雲取山へは、登りが急なので今回はあきらめた。 ![]() 遠くには七ツ石山が見えるが、その前に急な登りが待っている。 ゆっくり、歩幅を小さく、先を見ないで1歩1歩。 ![]() ・本当は鷹ノ巣山で泊まりたかった 雨宿りした祠を通り過ぎ、七ツ石小屋との分岐を過ぎれば、初めての鷹ノ巣山への道がはじまる。 アップダウンもなく快適な樹林帯の中を進む登山道が続く。 ![]() ![]() 巻き道と高丸山を通る道に分かれるが、地図の上では巻き道が本筋のようなので巻き道を行く。 なだらかな道だが樹林帯の中なので、景色は木の間から見えるだけで、山の斜面の新緑が綺麗で富士山も姿が見える。 ![]() 結構長い時間巻き道を歩いていると突然、鷹ノ巣避難小屋が見えた。 雲取山頂避難小屋と似たような造りだが、建っている場所は鷹ノ巣山山頂そばではなく、木に覆われた所にある。 ![]() 側に木で出来たテーブルと椅子があり、少し離れた場所にも同じのが2つあった。 水場が小屋から200M行ったところにあるので助かる。 水場を確認して鷹ノ巣山へ向かう。 鷹ノ巣山山頂へは見上げるような登りを登る。 ![]() そしてさらにもう一段あり、そこが鷹ノ巣山山頂。 鷹ノ巣山山頂は広く、富士山が見える方向が開けていて景色が良い。 ![]() 誰も来ない山頂でのんびりとコーヒータイムを過ごして、六つ石山へ向かう。 ![]() 登ってきた分下ると、ここからは新緑のトンネル。 ほとんどの木が新緑で、そのパワーに圧倒されそうになる。 これを今回は求めに来たので、1人興奮しながらのんびりと歩き、ぶらさげたままであまり撮らなかったカメラのシャッターをきりまくる。 ![]() 道もなだらかでのんびりのんびり上を見ながら歩く。 あいかわらず、分岐では巻き道を行くと、六ツ石山への分岐に出る。 分岐からは5分ほどで六ツ石山山頂に着く。 ![]() 地図には山頂から少し奥多摩湖方面へ行ったところにお花畑と書いてあったが、ちょっと行ってみるとお花畑らしきところには、奥多摩山荘付近で見た特徴的な草がたくさん生えているだけで、花は見当たらない。 ![]() もう少し先に行った所かもしれなかったが、下りだったのでまた登ってこなければならないことを考えると行く気にはなれなかった。時期も早いだろうし。 ここまで誰ともすれ違わない。 ![]() ・駅側に下山するのは気持ちもお金も楽だ ここからは下りが続く。相変わらず新緑はトンネル状態。ちょっとあきてきたかも。 最後の分岐がある。 行き着くところは同じ稲荷神社だが、一方は半分くらいから林道歩き。もう一方はずっと登山道。当然、ずっと登山道を選ぶ。 ![]() 地図にはこの分岐に来るまでに水場がある、と書いてあるが確認はできなかった。 ![]() V字のように切れ込んだぬかるんだ道を歩き、ほとんど下りの道を行く。 場所によって新緑になっている木と、新緑にならない木がある。 生えている場所によって、同じ木が固まって生えているせいだろう。 新緑になっているところはずっと続いていて、相変わらずトンネルの様。 ![]() ![]() アスファルトの道に出て、これで山道も終わりかと思うとまた山道に入り、稲荷神社を通り過ぎ、奥多摩駅へ向かう。 奥多摩駅までは標識がしっかりしていて、「こちらのほうが近道」などと、迷わないように案内してくれている。 朝、チェックしておいたコンビニの横に出ると、そのまま「もえぎの湯」へ向かった。 ![]() ![]() ![]() |
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