登山日 2000年7月31日(月)
天気 晴れ時々曇り
地図 エアリアマップ 昭文社 山と高原地図43 甲斐駒・北岳 南アルプス
コース 夜叉神峠登山口-夜叉神峠-高谷山-桃の木温泉


交通(青春18キップ使用)
行き 北千住(5:03)〜新御茶ノ水(5:17) ¥190
御茶ノ水(5:26)〜高尾(6:40)
高尾(6:44)〜甲府(8:11) ¥2.210
甲府(9:00)〜(バス)〜夜叉神峠登山口(10:19) ¥1.380
帰り 桃の木温泉(16:28)〜(バス)〜甲府(17:42) ¥1.060
甲府(18:07)〜大月(18:53)
大月(19:07)〜東京(20:59) ¥2.210


コース


甲府駅
9:00 甲府駅出発

駅前はバスロータリーになっている。
「夜叉神峠」へ行く「広河原」行きのバスは6番のバス停へ。大きく幕に書いてありすぐにわかる。
30分前に着いたが待っている人は誰もいなく、登山の格好をして駅に降りた人達はタクシーで行ったのかと思っていた。
発車時刻10分前に路線バスとは違い、少し派手で小さめのバスが到着。
僕一人だけが乗り込むと車掌さんであるおばさん(ちょっと土井たかこ似)が、「左の一人用の席が景色が良いよ」と教えてくれ料金を前払いする。平日だからすいているのかと思っていると、どこにいたのか他の登山者達がバスに乗り込んできて、あっというまにバスの席が埋まってしまった。25人ほどの席がいっぱいになったが、立つ人はいないくバス1台で出発。人が多ければ何台かで連なって行くみたいだ。
車掌さんがひとりひとり料金を徴収しているが、行き先はみんな「夜叉神峠登山口」か「広河原」。
「広河原」は「広河原大樺原出合」と「広河原ロッジ」があり、みんな「広河原」としか言わない。
「どちらですか。」、「北沢峠へ行く方は大樺原出合です。」と何回いっても一人一人繰り返しなので、車掌さんも少しムッとした応対になっていて、それを知らない登山者も車掌さんの応対にムッとなる人もいた。それを少しドキドキしながら外を見ている振りをしていて聞いていた。
料金の徴収が終わると車掌さんも人の良いおばさんになっていた。
途中。「芦安」でトイレ休憩がある。


夜叉神峠登山口バス停の売店

登山口
10:19 夜叉神峠登山口
10:30 出発


無料の駐車場と売店やトイレがある。
登山口に「青木鉱泉」からのバスの時刻表がコピーして置いてある。
登山口から「夜叉神峠」までは1時間ほど。きつくもなく緩くもない樹林帯の道を歩く。
分岐に出ると視界が開け、「白峰三山」の眺めが良いが、今回は山頂のほうに雲がかかっていてはっきりとは見えない。
ここから10分程歩くと水場があると書いてあるが、今回は水がたっぷりあるので寄らないで、5分ほど歩けば「夜叉神峠」に到着する。


分岐。右に行くと夜叉神峠。左に行くと高谷山。
まっすぐ行くと水場

夜叉神峠小屋

夜叉神峠からの展望
11:25 夜叉神峠

夜叉神峠小屋があり、うどんなどの食事もできるが、コーヒーが¥500、カップラーメンが¥450などと当然ちょっと高め。地図には「週末中心の営業」と書いてあるが、夏山シーズンなので営業しているのだろう。木のテーブルや椅子がありみんなそこで休憩している。
ここからも「白峰三山」の眺めが良い。
ほとんどの人はここから「鳳凰三山」方面に向かう。
食事をしようかと思っていたがちょっと混雑していたし、景色も雲がかかっていて良くなく、あと30分程で「高谷山」に着くので、そこで昼食にしようと思った。
先ほどの分岐まで戻り「高谷山」方面に向かう。
木に囲まれていて日が差さないので、登山道の草が夜露か、雨が降ったせいなのか濡れていてズボンが濡れる。
30分ほどで「高谷山」山頂に到着。


高谷山への道

高谷山山頂

高谷山山頂の景色

急な下りを過ぎると一度緩やかになる
12:03 高谷山

木に囲まれた小さな山頂。
一部ポッカリと口をあけていてそこからの景色がいい。
誰もいない。
ここで昼食にしようとしたが、スズメバチみたいな大きなハチがまとわりついて離れてくれない。
近くに巣があって警戒しているのか、顔の前でホバーリングしていて、もし刺されたらと思うとちょっと怖いので、昼食も食べずに「桃の木温泉」方面に向かった。
地図では「高谷山」から「桃の木温泉」までは登り3時間30分、下り2時間20分で1時間の差と等高線も詰まっているところから急だろうと思っていたが、予想通りきつい。
一歩一歩靴のグリップを確かめながら慎重に下らないとすべる。
途中なだらなか道になり、景色も良くないところで食事をして、最後の急な下りを下り「桃の木温泉」へ出る。


フェンスのところに出てくる。向かって左側をフェンスづたいに進むと下りられる。

桃の木温泉
14:25 桃の木温泉

予定しているバスの時間まで2時間あるので、本館と別館の両方のお風呂に入った。
「桃の木温泉」からバス停までは5分ほど歩けば着く。


お風呂(桃の木温泉)
山和荘(別館) 桃栄館(本館)
料金 ¥1.000 ¥600
営業時間 ??? ???
休業日 ??? ???
休憩所 フロント前のロビー なし
お風呂 内湯と露天風呂 内湯
参考 リンスインシャンプーとボディソープ リンスインシャンプーとボディソープ
「山和荘」はきれいな建物、「桃栄館」は湯治宿みたいな古い建物。
「山和荘」のフロントに双子の姉妹「きんさんぎんさん」と、現在の「皇太子」との記念写真が飾ってある。
お湯はすこし硫黄の匂いがするが透明。
「山和荘」は内風呂と露天風呂、宿泊者には家族風呂がある。露天風呂は庭にある池みたいで、景色もなく入りたいと思うような露天風呂ではなかった。
内風呂をもう少し広くすればいいのに。¥1.000はちょっと高いかな。
「桃栄館」は内風呂のみだが、景色は前が道路なのでトラックが通ると運転手と目があう。カランからのお湯も出が悪くちょろちょろとしか出ないので、おけに溜めておいてから使うなどとちょっと不便。シャワーもない。
お湯は胃腸にいいみたく、飲めるようになっていて飲んでみたが、コップ1杯飲んだら気持ち悪くなった。
気になったのが脱衣場。入った瞬間、墨汁くさかった。
「桃栄館」を出るときに宿のおばちゃんが「味ごのみ」を1袋くれた。「桃栄館」に入りに来る登山者が珍しそうだった。
ビールは両館とも350ml¥400。


桃栄館(本館)
桃栄館 左右に部屋があり畳敷きの6畳くらいの広さ。
引き戸が湯治宿みたい。
墨汁の匂いがした脱衣場。でもこぎれい。 お湯の出が悪いカランと湯船。
お風呂からの景色。


山和荘(別館)
入り口 フロント前のロビー兼休憩所
お風呂場 庭みたいな露天風呂


感想
南アルプスまできて日帰りはちょっともったいない気がするが「青春18キップ」で来るにはお得かな。
ほとんどの人が「鳳凰三山」へ向かう人が多く、「高谷山」へは登山道の様子からにしてもあまり来る人が少なそう。
メインは「夜叉神峠」からの「白峰三山」の景色。しかし今回は頭の上は青空だったけれども、まわりに雲が多く山には雲がかかっていて、一眼レフカメラを持ってきたが撮る気がしなく、ザックからは出さなかった。
「高谷山」から「桃の木温泉」までの登山道は、「桃の木温泉」へ行かせるために作ったような登山道だと感じた。標識や赤いテープでコースははっきりしているが、ストックを持ってくれば良かったかなと思うほど急な道だった。
「高谷山」へは景色もなく、下山後の温泉もあまり良いとは感じなかったので、たぶんもう来ないだろう。

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