99年10月
往復 | 上野駅−一関駅 一関駅−(バス)−須川温泉・・・・・¥1450 |
東京都内から一関駅まで新幹線で往復14.700円(指定席)。 条件 6:03と6:21の東京駅発の新幹線を利用する。 帰りの新幹線は自由に選べる(指定席なので予約はする)。 帰りの新幹線に乗り遅れた場合はその後の新幹線の自由席に乗れる。 *盛岡駅までのもある。 *上越新幹線の新潟駅までのもある。 *2000年3月31日まで利用できる。 |
08:43 一関駅 | 駅近くのバス停から須川温泉行きのバスに乗る。 バスから見る駅周辺はいろいろな店や遊び場がありにぎやか。 途中、厳美渓谷などを通り須川温泉へ向かう。厳美渓谷のところ「背向観音」という岩が観音様の後ろ姿に似ている所でバスが一時停車して見せてくれた。見たければバスの左側の席へ。 だんだん上に行くにしたがって、道が一車線になるので車とすれ違うのに苦労している。すれ違う車のボンネットに雪が5・6センチ積もっているのを見て上の方は雪だと思った。 |
10:40 須川温泉 | 空はどんよりとした曇り空。ときどき粉雪が舞うが、青空もポッカリと口を開け、青空も広がり始めてくる。 平日にも関わらず自家用車でぞくぞく登ってきて大きな駐車場はいっぱい。 食堂(14:30終了)と軽食堂(16:00終了)やお土産売り場があり、テントを張る須川高原キャンプ場は駐車場のそばにある。 テントを設営して昼食を取り軽身で「名残ヶ原」付近を散策。 「須川高原ホテル」と「大日湯」のお風呂に入り夕食。 |
20:00 就寝 |
6:00 起床 | 簡単な食事をして栗駒山へ。空は雲一つない青空。 予定では栗駒山から東栗駒山、いわかがみ平へと往復する予定だったが、雪山なので栗駒山への往復へ変更したので遅めに起きた。 |
名残ヶ原 | 「大日湯」の横から「名残ヶ原」へ。 「名残ヶ原」にほ木道がのびている。紅葉と雪、快晴の中に栗駒山がはっきりと見える。 「名残ヶ原」から先は夜の冷え込みのせいで道が凍っていて、よく選ばないと坂では下に滑っていく。 途中、水場があるが水の出が良くないので、置いてあるコップで1杯飲んで出発。 |
昭和湖 | なかなか大きな湖。湖面には山々を映していて、一休みにはちょうどいい。 ここまでは散歩気分でも来られる。 ここから先は木々がトンネルを作っていて、そのトンネルが低く腰をかがめないと通れず、ザックが当たると木についている雪が降りかかり、首筋やザックと背中の間に落ちて冷たい。これが稜線まで続く。 |
須川分岐 | ここで稜線に出て向こう側の景色が見え、西側に「鳥海山」が見え、山頂に雪がかかり富士山にそっくり。 ここから「天狗岩」が見え、その先に栗駒山の山頂らしきものがあるが、そこは山頂ではなくそこに登るとその先に、「栗駒山」の山頂が見えてくる。 |
栗駒山山頂 | 広い山頂で祠らしきものがあり、山頂を示す木が建っている。 360度の展望、雪をかぶった「焼石連峰」、「鳥海山」、「朝日連峰」なども雪をかぶっているのが見える。 |
自然観察路 | あまりきつくない下り坂だが雪はこちらの方が積もっている。 「焼石連峰」を眺めながら下りる。 木でできた低いトンネルもこちらの方が多く雪をかぶってばかり。 途中、小さな沼を通り水場を通り過ぎ、「名残ヶ原」近くで行きの道を合流する。朝と違って観光客がたくさんいる。 行きの道とは違う道を通って「須川温泉」へ。 |
須川温泉 | キャンプ場につくと強い日差しのせいで、周辺の雪がほとんど溶けている。 テントをかたづけ温泉へ入りに行く。 駐車場がらほんの少し離れた「栗駒山荘」のお風呂へ向かう。帰りのバスが1日に2本しかないので混むだろうと思い、風呂上がりにのんびりしないで、バスの発車40分前にはバスに乗り込んで席を確保。ザックが大きいのでバスの一番後ろの荷物が置けるところにザックを置きたかった。もう少し遅ければ置けなかった。 バスは補助席を使うほどの満杯になって発車。 風呂上がりでも何も飲まずバスの中でも飲まず喉をカラカラにして新幹線の中でビールを飲みホッとする。至福の時。 |
大きい駐車場の近くにあり、アリの巣みたいに区分けされている。 緑色の屋根の管理人小屋で料金を払う。 地面に直接テントを張るのではなく、1張分づつ木で床が作ってありその上にテントを張る。木の床のはじにワッカが付いていて、そこにテントのロープを結ぶのでペグがいらないが、ロープは長めのを持っていった方が良い(2・3人用の場合)。 景色は場所にもよるが「栗駒山」と「焼石連峰」が見える。 水は赤い屋根の炊事場と管理人小屋の横、お土産屋にある。 ファイヤーサークルという所も別なところにあり、そこでだけたき火ができるみたい。 |
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1日目のテント場。 雪を払うのにスコップを貸してくれた。 |
テント場からの景色。 駐車場と栗駒山 |
2日目、栗駒山から下山してきたらこんなに雪が溶けていた。 1日目と大違い。 |
食事 | ご飯、みそ汁、さばの味噌煮、肉じゃが、ひじき、カレー、ビール、ワイン |
どこのお風呂のお湯も白っぽく肌にからみつくようで肌がスベスベする。 ぬるくもなく熱くもなくちょうどいい温度。 |
料金 | 500円 |
営業時間 | 千人風呂 9:00〜16:00 滝之湯 9:00〜21:00 |
休業日 | なし |
休憩所 | ホテルのお風呂なのでお土産売り場の自動販売機の前にチョコットある。 |
お風呂 | 千人風呂・・・でっかいプールみたいなお風呂。混浴みたい。 滝之湯・・・中に入ると湯気が充満していて広さが把握できない。奥の方に滝らしきものが流れている。 シャンプー、ボディソープがある。 |
参考 | ビール・・・キリンとアサヒ 500o・・・350円/350o・・・280円 |
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栗駒高原温泉正面 | 千人風呂 | 滝之湯の更衣室 |
料金 | 500円 |
営業時間 | 24時間??? |
休業日 | なし |
休憩所 | なし |
お風呂 | 露天風呂だがあまり景色は良くない。 打たせ湯があり、シャンプー、ボディソープあり。 |
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大日湯の正面 | 扉を開けると入浴券の自動販売機がある。 | 更衣室 |
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大日湯のお風呂。湯気が多い。 |
料金 | 600円 |
営業時間 | 9:00〜21:00(16:30〜17:30清掃) |
休業日 | なし |
休憩所 | 無料の休憩所とレストラン |
お風呂 | 内風呂・・・あまり広くはないが「鳥海山」が目の前にどんとあり景色が良い。 露天風呂・・・内風呂から1段下がったところにあるので景色は内風呂からと同じ。 「白馬岳」の「鑓温泉小屋」のお風呂とそっくり。 |
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少し離れた所にある栗駒山荘 | 栗駒山荘の正面 | 栗駒山荘からの景色 |
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フロント | お風呂の入口。 お風呂場は別という感じ。 入浴券の自動販売機がある。 |
お風呂場の入口 |
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無料休憩所 |
JRの安い切符があることを知り、紅葉といえば東北方面。 「栗駒山」でテントか「焼石連峰」で避難小屋にしようか迷っていたが栗駒山にした。 もしかしたら雪が降るかもと頭にあったが、あまり深刻には考えてなかったので、「須川温泉」から下りてくる車に雪が乗っているのを見て「アチャー」と思ったが、降られたのが1日目の1時間程であとは快晴。雪と紅葉という写真ができた。 1日目はのんびりと「名残ヶ原」を散策。3カ所あるお風呂の内2カ所を楽しんだ。 日が暮れると冷え込み、ガスの出が悪くなかなかお湯が沸かずに苦労した。一応寒冷地用のガスタンクなのだが、これほど寒いと難しいのだろうか。 シュラフもスリーシーズン用(モンベルのダウンハガー#3)を持ってきたが(これしかないもので)寒かった。 下着を2枚と厚手のシャツとフリースを着て、ズボン下をはいて靴下をはき、毛糸の帽子をかぶりシュラフのひもを締め、空気を逃がさないようにしてなんとか寒さを防いだ。 夜中、目が覚めテントから顔を出すと満天の星空。ひさしぶり。 これを見たくて山に来ているのもすこしある。 2日目。 テントや木の床には霜が付いている。 雪山は少し心配だったが快晴でもあるし、凍ったところに気をつければかえって歩きやすい。北穂高の経験も少し役立っている。 木のトンネルには少しまいったが、雪の花が咲いているみたいできれいだった。 途中おじさんが今日の山頂からの朝焼けは「鳥海山」が紫色に染まり、あんなのは見たことがないといっていた。2:30頃から登り始めたらしい。 そんな景色を見て見たいが初めての山だし雪山だし寒いし。 稜線に出れば景色も良く快適。ひさしぶりの快晴の登山だった。 栗駒山だけならたいしてきつくもなく初心者コースみたいなところ。 紅葉を期待していたがそれほど鮮やかな色ではなく、やはり暑さが長かったせいだろう。話によればここのところ3年間は紅葉がよくないらしい。 来年もJRが安いキップを出してくれればまた行きたい。 |